探偵:たむらけんじ
「迷子のインコを保護しているので飼い主を探して欲しい」と言う、探偵ナイトスクープらしい依頼。
この綺麗なブルーのインコ「ピーコちゃん」がこの依頼の主役です。
インコを拾った依頼主は最初は飼ってしまおうかと思ったらしいのだが、インコが話す内容がどうも住所のようなので飼う事を断念し、元の飼い主を探して欲しいと探偵ナイトスクープに依頼を出した。
迷子インコのピーコちゃんは「奈良市三条……」などと、飼い主の住所と思われる言葉を自ら話しはじめ、次第に色々な事を話すようになっていった。
その内容について、「インコがとんでもない事を喋っている」と、ネット掲示板が騒然となったのだ。
飼い主の状況を喋ったのではないかと思われる話もあり、ネット掲示板には、
「ピーちゃんごめんね。ここは異世界かも。内職してたら急に誰もいなくなった。ピーちゃんだけでも逃げて。電話も繋がらない。私は出て行きます」
という、あるユーザが聞き取って書き起こされたインコの言葉が投稿された。
確かに、同番組におけるインコの話を聞くと「私は出て行きます」と言っているように聞こえなくもない。
ただ、ほかの部分は、非常に聞き取り辛く、なかには「助けを求てインコに自分の居所を喋るように覚えさせてわざとインコを逃がしたように聞こえます」と疑う声もみられた。
「『Pちゃんごめんね』と『私は出て行きます』は聞こえる気がするけど他はなんて言ってるかまったくわからん」
結局、この迷子インコの飼い主を見つけられることはできなかったそう。
ネットでは、
「一体飼い主の身に何が!?」
「めっちゃ怖い、怖すぎる」
「探偵ナイトスクープって本格的に怖い回がある」
などと話題になった。
(了)