ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「n+2026」 一覧

栓は触っていない nc+

高校生の頃、私はファストフード店でアルバイトをしていた。 そこで一つ年上の彼氏ができた。 同じ店に、彼の元カノも働いていた。 付き合う前に一度だけ顔を合わせたことはあるが、会話を交わした覚えはない。私 ...

手を離さない nc+

今はもう辞めてしまったが、少し前まで、とある公共施設の管理人兼受付の仕事をしていた。 入場無料で、冷暖房完備、特に利用制限も厳しくない施設だったから、昼夜を問わずいろいろな人間が出入りしていた。近所の ...

口だけが笑っていた nc+

小学生の頃、同じクラスに好きな子がいた。 美人ってタイプじゃなかったが、笑うと口元がぱっと明るくなる子で、狭い顎に大きな前歯が窮屈そうに収まっていた。行き場をなくした八重歯が一本、笑うたびに顔を出す。 ...

地下に着かない夜 nc+

もう三十年ほど前の話だ。 当時の自分は中学生で、父が入院していたため、夜に母と連れ立って病院へ見舞いに行った。外来はすでに終わり、面会時間もぎりぎりだった。病室を出て一階へ戻る頃には、院内の照明は落と ...

父が嫌った線 nc+

ネタ乙と言われるだろうが、もし本当にネタだったならどれほどよかったかと思う話だ。 身バレ防止のためフェイクは入れている。 私が生後二ヶ月のとき、実父は病気で亡くなった。姉は私より五つ年上で、当時はまだ ...

追視しないはずだった nc+

人形修理が得意な友人Aに、私は一体の人形を預けていた。 修理というより、正確には眼の調整だ。アクリルアイの嵌まりが少し甘く、左右の視線がわずかにずれて見える。それを直してもらうだけの用事だった。 その ...

正面は違う nc+

時間外の救急外来で夜勤をしていた頃の話だ。 俺の仕事は救急で来た患者のカルテを作ったり、来院歴のある患者のカルテを探して医師に渡したりすることだった。紙のカルテがまだ現役で、保管期限を過ぎたものは廃棄 ...

出窓のランドセル nc+

不動産屋に勤めていた頃の話だ。 「家を売りたい」という一本の電話を受け、簡単な聞き取りを済ませたあと、査定を兼ねて現地を訪問することになった。住所は郊外の住宅地で、築年数はそれなりに経っているが、地価 ...

通り道に立っていた人 nc+

俺が小学生の頃の話だ。 いつから見ていたのかは、もうはっきりしない。気がついたときには、そこにいた。薄い水色のワンピースを着た女だった。前に小さなボタンが並んでいる、どこか古風な形の服だ。最初に「これ ...

名付け親は処罰されない nc+

2026/05/03   -短編, 後味の悪い話, n+2026

小学校の父親参観の日だった。 低学年の教室に、父親たちがぎこちなく並んで座り、後ろには母親が数人立っていた。窓から入る午後の光は明るすぎて、黒板の文字が少し白んで見えた。 今日の授業は「将来の夢」。児 ...

勝手に変わる店 nc+

2026/05/02   -短編, 後味の悪い話, n+2026

東北の片田舎で、隣に一家が越してきたのは春先だった。 定年退職した夫婦と、二十代の息子が二人。いわゆるIターン移住というやつで、血縁も地縁もない。夏は涼しく、冬も雪が少ない。釣り場も多く、うつ病気味の ...

まだ作業中です nc+

電力会社に入社した年の新人研修で、今でも忘れられない出来事がある。 研修内容の一つに、その会社が最初に手がけた水力発電所を見学するという行程が組まれていた。創業史の象徴のような施設で、社史やパンフレッ ...

九ノ間 nc+

九ノ間という場所がある。 実家のある島はそれなりに古い歴史を持っていて、島の人間なら誰でも、子どもの頃から「入るな」と言われている区域がいくつかある。その中でも九ノ間は、理由を聞かされないまま名前だけ ...

白くなっていく nc+

祖父から聞いた話だ。 祖父が若い頃、兵庫県の美方の山あいでは、「ツカイ」と呼ばれるものがいたという。漢字は誰も知らない。ただツカイとだけ呼ばれていた。 姿は人に近い。顔は異様なほど白く、毛は短く、尻尾 ...

撤去予定地 nc+

一昨日、田舎に帰省したとき、祖母がぽつりと話し始めた。 昔話をするような調子ではなかった。天気や作物の出来の話の延長で、まるで昨日見た出来事でも語るような声だった。 祖母が幼い頃、家の裏山には立入禁止 ...

四階が存在しなかった夜 nc+

先月、仕事の都合で北海道へ出張した。 場所は札幌から少し離れた地方都市で、駅前の賑わいを抜けると、急に夜が濃くなるような土地だった。 その日は移動が長引き、ホテルに着いたのは夜九時を回っていた。 外気 ...

終わらない配達 nc+

夜明け前の街は、昼間とは別の顔をしている。 新聞配達を始めて半年ほど経った頃、俺はようやくその静けさに慣れ始めていた。エンジンを切った原付の横で新聞束を抱え、まだ眠っている住宅街を歩く。家々の窓は暗く ...

残り時間は戻ったが nc+

中学一年の最初の定期テストだった。 教室の空気は独特だった。鉛筆の芯が紙を擦る音と、鼻をすする音と、窓の外から聞こえる体育の笛の音が、奇妙に混ざり合っていた。緊張しているはずなのに、どこか現実感が薄い ...

向きを失わないもの nc+

高校生の頃、夜中に街を歩き回るのが趣味だった。 理由は特にない。昼間の街は人の意図や都合で満ちているが、深夜二時を過ぎると、街は急に本音だけを残す。信号は誰のためでもなく点滅し、住宅街は呼吸のような間 ...

額の影 nc+

小さい頃、父方の叔母の額に角が見えた。 ――そう言うと、決まって笑われるか、気味悪がられるか、どちらかだと思う。だから私はずっと誰にも言わなかった。ただ一度だけ、母に口にしてしまったことがある。 祖母 ...

鍵の行き先 nc+

高校の頃、暇な夜になると、行旅死亡人(こうりょしぼうにん)の告知サイトを眺めていた。 理由は特にない。怖い話を探していたわけでも、社会問題に関心があったわけでもない。ただ、眠れない深夜に、画面の向こう ...

鳴っていない音 nc+

娘が三歳の頃のことだ。 夫と三人で、観光会社の企画した日帰りのバス旅行に参加した。集合は早朝で、まだ眠気の残る時間帯だった。娘は家を出てすぐに夫の腕の中で眠ってしまい、そのままバスの座席でも起きる気配 ...

うしろより覗く nc+

これは、俺が高校時代に一つ上の先輩から聞いた話だ。 事実かどうかは分からない。ただ、聞いたあと一週間ほど、夜に電気を消すのが怖くなった。それだけは本当だ。 先輩の通っていた高校には、妙な都市伝説があっ ...

山が息を止めた nc+

田舎の友人から聞いた話だ。 彼の家では、山で椎茸を栽培している。原木を山中に伏せ込み、季節ごとに様子を見に行くのが日課だった。山は代々の持ち山で、地元以外の人間が入り込むことはほとんどない。ただ、近年 ...

起こしたのは誰だった nc+

山仲間から聞いた話だ。 彼は登山だけでなく、渓流釣りも趣味にしている。山に入るときは、必ず釣り竿と簡単な道具を背負い、良さそうな流れを見つけたら糸を垂らす。登ること自体よりも、山の中で時間を潰すことが ...

右足だけの朝 nc+

彼が小学生だった頃の話だ。 その日は夕方から急に冷え込んだ。日が落ちる頃には、空気が張りつめるように冷たくなり、細かな雪が舞い始めた。山の方から吹き下ろす風が強く、家の瓦がときどき鳴っていた。布団に入 ...

何もない道 nc+

彼が中学生だった頃の話だ。 通学には自転車を使っていた。田舎道で、車通りは少ない。朝と夕方はほとんど同じ景色が続く。その日は晩秋で、朝から曇っていた。 いつもの道に差しかかったとき、違和感があった。道 ...

🚨150メートルで消えた少年~京都南丹市・安達結希くん事件と、ネット推理が生み出す現代の魔女裁判 nc+

更新履歴2026年4月15日(水):初投稿 子どもが消えた朝、150メートルの謎 2026年3月23日の朝8時ごろ、京都府南丹市の小学校近くで、11歳の男児が父親の車を降りた。その後、学校の防犯カメラ ...

顔の共有されない場所 nc+

勤め先の飲食店で、スタッフとお客を合わせて十人以上が、まったく同じものを見ている。 店は路面の小さな店で、常勤のスタッフは店長と私だけだ。だから「共通している」という言い方が余計におかしいのだが、実際 ...

返したはずのもの nc+

小学生の頃の話だ。 私は、悪いことが起こる前に、身の回りのものに茶色い泥のようなものが付くことがあった。 土の色をしているのに、手に取ると粘ついて、鼻に近づけると甘ったるい匂いがする。腐った果物と砂糖 ...

なぜ毎回そこにいないのか nw+1,002

大学時代の後輩が話してくれた話だ。 本気とも冗談ともつかない口調だったが、目の奥だけが妙に落ち着いていなかった。 場所は静岡の、とある交差点。東名高速の高架がすぐ脇を通っている、車通りの多い場所だとい ...

立っている前提 nc+

中古住宅の売買仲介をして、引き渡しから数日後のことだった。 買い主の奥さんから電話が入った。 声は落ち着いていたが、内容が妙だった。 「この家、寒いんです」 クレームかと思い、築年数や断熱の話をした。 ...

立ち上がったもの nc+

私の家には、今はもう人に貸していない小さな平屋の貸家があった。 駅からも遠く、間取りも古い。風呂は深く、天井は低く、畳はところどころ沈んでいた。私が小学生の頃までは細々と借り手がいたが、高校生になる頃 ...

まだ幼いなあ nc+1,053

それは小学生の頃、夏のはじまりを感じさせる、少しむし暑い日の出来事だった。 朝露に濡れた通学路の脇に、一冊のノートが地面に伏せていた。誰かが落としていったのだろう。ページの端が少し破れている以外は、ご ...

返送された年賀状 nc+

先月、高校のクラス会で久しぶりに顔を合わせた。 酒も回って場が緩んできた頃、誰からともなく、昔よく話題に出ていた同級生Aの名前が出た。 Aは大学卒業前に縁談がまとまり、卒業式の直後に結婚した。高校時代 ...

式台の左側に立つもの nw+781

実家の玄関には、古びた上がり框がある。 リノベーションはされているが、段差の多い古い家で、その中でも特にその段差は大きく、四十センチほどもある。そこに一枚板の式台が突き出している。祖父の話では、祖母の ...

更新されない服装 nc+

初対面の人に、ときどき「前に会ったことあるよね」と言われる。 社交辞令の一種だと思っていたし、実際そういう顔なのだろうとも思っていた。特徴がない。強い癖もない。記憶に残りやすい要素がない代わりに、誰か ...

名簿にない文字 nc+

職場に来る取引先の担当者から聞いた話だ。 製造業の工場で、毎朝、必ずどこかに同じ職員の名前が書いてあるという。 壁、床、作業台。場所は一定しない。誰かの悪戯にしては雑で、しかし毎日欠かさず現れる。ひら ...

確認してから落ちた nc+

夜のビルは、昼とはまったく別の建物になる。 人がいなくなるだけで、音の質が変わる。空調の低い唸り、配電盤の奥で鳴る微かな振動音、遠くの道路を走る車の気配。それらが均等に広がって、建物全体がひとつの生き ...

閉まっていたはずの内側 nc+

息子が二歳のときに、今の家を建てた。 それまで畑だった土地で、さらに遡っても雑木林程度だったと聞いている。地盤調査も問題なく、ごく普通の新築だった。 入居して間もなく、息子が「鈴の音がする」と言い始め ...

掴んだ nc+

朝、目が覚めると体調がかなり悪かった。今日は休むしかない、と判断した。 約束があったのでキャンセルの電話をしなければならない。 横になったまま、右手を伸ばし受話器を掴んだ。 冷たい、ツルツルした固い受 ...

去っていかない足音 nc+

退院する前日の夜だった。 消灯の時間になり、ベッドの上で目を閉じたり開けたりしながら、眠るタイミングを探していた。個室は静かで、機械音もなく、空気だけがやけに乾いていた。 そのとき、廊下を歩く足音が聞 ...

最後に食べたいもの nc+

私も口には出せないが、肉はお迎えのサインだと思っている。 入院していた時、仲良くなった患者が何人かいた。病状が悪化し、衰弱して、点滴だけで生きているような日々が続いていた人たちだ。食事もほとんど喉を通 ...

割れるまで在ったもの nc+

石垣を作るため、山で石を拾っていると、積んだ石の一つが不自然に割れた。 中から出てきたのは、干からびた鼠の死骸だった。 石の表面に穴はない。割れ目も、今できたものにしか見えない。 気味が悪くなって、一 ...

抱擁の残り香 nc+

六月の湿った風は、排気ガスとアスファルトの熱を混ぜ合わせ、粘りつくような不快感を街に撒き散らしていた。 会社員の信二は、三ヶ月前から酷い不眠に苛まれていた。まぶたの裏にこびりついた疲労は、どれほど高価 ...

観測許可 nc+

今でも、あの夜の匂いを思い出すと、喉の奥がひりつく。甘ったるい柔軟剤と、湿った埃、金属が擦れるような微かな油臭さ。それらが混ざり合い、肺の奥に薄く膜を張る。 その施設は、駅から二つ先の住宅街にぽつんと ...

読んだあとで、記録者のほうが気になってくる怪談集~『蒐集者の手帳~忘れられなかった十八の怪談』 iwa+

怪談を読んでいて、本当に嫌なのは、派手な一撃そのものではない。 読み終わったあとで、話の細部より先に、なぜか「語った人」や「書き留めた人」の気配が残る時だと思う。 『蒐集者の手帳~忘れられなかった十八 ...

🚨すみません、ここどこですか iwa+

「すみません、ここどこですか」 深夜二時過ぎ、その女は毎月一度、同じ服装でコンビニに現れた。 防犯カメラには映らないのに、自動ドアだけは確かに開いた…… 二〇二四年三月。 茨城。 この話は、偶然聞いた ...

鳴る数珠 nc+

お寺生まれのお寺育ちで、近所の家はだいたい檀家だ。 若いくせにいっちょまえに住職などをしているが、自身ではっきり心霊体験と呼べる出来事をして以来、怪談を集めるようになった。 それもなぜか、お寺にまつわ ...

三時の入室者 nc+

ある大きなお寺から、法要と片付けの仕事の依頼を受けた。 法要は滞りなく終わり、夕方には片付けも済んだ。そろそろ帰ろうとしたところで、副住職から「少し話をしないか」と声をかけられ、そのまま寺に残ることに ...

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