有名な心霊スポット、慰霊の森がある県。
68 ：怖いお話ネット：2023/06/16(日)16:45:12 ID:238gjk7b
そこのとある地区で起きた実話という触れ込みで聞いた話。
ある若い夫婦は妊娠はするものの、長子が3歳になる前に亡くなったあとは、検査では異常がないにも関わらず流産や死産が続いていた。ようやく無事に次子が生まれたが、長子が早逝していたこともあり、ある程度名の知れた地元の拝み屋のような人に相談に行ったらしい。
拝み屋が言うには、何者かに祟られているということ。（確か蛇だった気がするけど忘れました。ごめんなさい。さらに旦那さんの家系か、奥さんの家系かも忘れました。すいません）何もしないままなら5歳になる前に死んでしまうと言う。
どうすればいいのかと聞くと、とにかく水に近づけるな。水難の可能性を排除して、5歳を過ぎれば大丈夫だと言う。確かに長子は水難事故で亡くなっていたこともあり、夫婦はようやく授かった子の無事の成長のため、お風呂を始め、洗顔や歯磨きに至るまで、水を少しでも使用する場合は付き添ったりして、とにかく注意して、慎重に拝み屋のアドバイスを実行した。
そのかいあって、次子は5歳の誕生日を迎えた。盛大にお祝いしようと誕生日当日には、親戚縁者を招いての誕生日パーティーが開かることになった。招待客が到着するのを待っている間に電話が鳴った。和室で子供と遊んでいた母親は、念のため部屋を見回し、麦茶のはいったコップを持って電話に向かった。到着が少し遅れると言う親戚からの連絡だった電話を終え、子供が遊んでいる和室に戻った母親が見たものは、押し入れに頭を突っ込んで死んでいるわが子だった。押し入れのふすまには、波打つ海の絵が描かれていたそうだ。
この話を聞いたとき、本当に鳥肌が立ちました。いろいろと調べてみたら、この地区では古くから水にまつわる呪いがあると言われていて、特に慰霊の森に近い地域では、同じような不幸が繰り返されているということがわかりました。古い文献にも、この地方では「水難の祟り」が多発していると記されています。
そして、この夫婦のように拝み屋に相談して対策を講じた家族もいれば、何も知らずに呪いに巻き込まれてしまった家族も少なくないということです。なぜ水にまつわる呪いがこの地区で蔓延しているのか、その原因は未だに解明されていませんが、一説には江戸時代にこの地方で起きた大洪水が関係しているとも言われています。
当時、この地方で起きた大洪水により、多くの人々が命を落とし、その無念が祟りとなって現在も続いているという説です。また、その大洪水で亡くなった人々の中には、今でも慰霊の森にその魂が眠っているとも言われています。
この話を聞いてから、私は絶対に慰霊の森には近づかないようにしています。どんなに美しい風景でも、そこに隠された恐ろしい真実を知ると、一気にその場所が怖く感じられるものです。
もし、あなたもこの地方を訪れることがあれば、特に小さなお子さんがいる方は、水に近づけないように十分に注意してください。何か起こってからでは遅いのですから。
実際にこの話を聞いてから、この地区では水難事故が減ったという報告もあるので、やはりこの呪いの話はただの噂話ではなく、現実に起こり得ることなのだと感じました。
私たちが知らないだけで、まだまだこの世には解明されていない不思議な現象や、科学では説明できない出来事がたくさんあるのかもしれません。だからこそ、こういった話を大切にし、後世に伝えていくことが必要なのではないかと思います。
