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硫黄島の戦いの真実【ゆっくり朗読】3600

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硫黄島がなぜ史上有数の激戦地となったか。

それは、日本兵が天皇万歳と言って戦ったからではない。

自分達が一日頑張れば、一日空襲を防げる、何百人の日本人の命が助かる。

その事を兵士が知っていたから、水も食料も弾も無いのに最後まで抵抗したのだった。

東京爆撃を考えた米軍は、爆撃機の基地が欲しかった。

そして、飛行場が作れる唯一の島が硫黄島だった。

そこで米軍は、物量にものを言わせ大部隊を派遣したのだ。

迎える日本軍は、弾も水も食料も僅かだった。

まず米軍は、島の形が変るほど艦砲射撃を加えて、上陸用舟艇を派遣した。

しかし、日本軍はまったく抵抗しなかった。

なぜなら、一日でも長くここに留まる事が目的であった日本軍は、砲撃して陣地を敵に知られたくなっかたからだ。

そして、まさに敵の顔が見えるほどの距離での白兵戦が始まったのだった。

海は死体で覆われ、海岸は血にそまり、米軍は仲間の死体を盾にして、日本軍の壕に手榴弾を放り込んだ。

雨水しか利用できない硫黄島の日本軍に、飲み水はほとんどなかった。

そしてその飲み水も、多量の出血で水分を本能から欲しがる、もう助からない者のみが飲むませてもらった。

三交代制で攻撃を加えた米海兵隊は、占領した海岸に簡易プールまで作って英気を養っていた。

それ程の物量を持ってして、この小さな島をやっとの思いで占領した米海兵隊にとって、ここは史上最大の激戦地となった

NYテロで消防士が星条旗を掲げ有名となったワンカット。

四人の兵士が星条旗を掲げようとする絵や銅像は、この硫黄島での実話である。

※参考 ⇒ 硫黄島の戦い(Wikipedia)

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