親戚の伯父さんに聞いた話だけど
264: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/11/23(金) 20:03:10.77 ID:4JgyIFEc0
うちの家に六部殺しの伝説があってビックリした。
お寺の修理のための寄付を集めていた旅のお坊さんを殺して金を奪ったんだって……
それ以降、うちの家では跡継ぎの長男が死ぬということが続き、お坊さんの祟りを沈めるために、うちの地所に供養塔を建て、供養していたようだ。
街道の行き倒れの遺骨なんかも一緒に納めるようになり、いつの間にか行き倒れの供養塔と伝えるそうになったそうだ。
ちなみにこの供養塔は、爺さんが神も仏も信じない人で、取り壊して撤去して離れを建てた。
ちなみに、戸籍の保存期間が切れ始めて破棄されていると聞き、今のうちに明治からの戸籍や除籍を取り寄せたんだが、確かにうちの家は言い伝え通り長男が十代後半でみんな死んでいる。
伯父は本家長男だったが、十代で神社の家に養子に行ってこの人は無事。
それ以降は本家長男が死ぬ現象は止まっているようだ。
他にもえげつない伝説はあって、戦国期に田舎の家のすぐ近くに養子に家督を譲って隠居したあとも影響力を残す戦国武将の隠居所があったんだけど。
家督を継いだ養子がその養父を粛正するときに、うちの先祖がその軍勢が通る間道の道案内をしたらしい。
某山地のど真ん中だったこともあって、その功績でもらったお金で田畑を切り開き、うちの先祖はかなり裕福な富農になったそうだ。
267: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/11/23(金) 22:04:11.34 ID:GPJB5tfd0
伯父が死ぬと祟り再開
285: 本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/11/25(日) 03:38:30.46 ID:e/JMR+Sc0
坊主殺すと七代祟る、って昔から言うね。ちょうど七代?
神社や寺に預ける・養子に出すと、聖域だから守られるっていうね。
あまり言われていないけど、(最近は京都でも観光の際に堂々と語られてる↓)
平家物語で有名な仏御前も、出家して北陸の田舎に帰ってから都帰りの美貌で村の男たちにちやほやされたのが仇で、その妻たちに嫉妬されて惨殺されたが、いちおう尼さんだったので明治までその事件は地元で秘密にされていたらしいね。
もちろん、祟りを怖れてだったらしい。
(了)