「一ねんせいになったら」という曲がある。この歌にとある噂がある。
一ねんせいに なったら
一ねんせいに なったら
ともだち ひゃくにん できるかな
ひゃくにんで たべたいな
ふじさんの うえで おにぎりを
ぱっくん ぱっくん ぱっくんと
友達が百人いるのに、百人で富士山の上でおにぎりを食べる。
人数が一人足りない……
この歌が流行りだしたのは戦時中である。
疎開先で子ども達は食べるものが無く、空腹は限界だった。
その中に一人、足が悪い子どもがいた。
どうせ日本の役にたたないと判断した子ども達は足の悪い子を殺し、その肉を食べ飢えを凌いだ。
しかし、子ども達は人肉の味に感動した。
子供たちは美味しいもの=おにぎりとしか知らなかった為、この人肉にもおにぎりと命名した。
おにぎりの美味しさを感動した子ども達はこの曲を作って残したという。
一ねんせいに なったら
一ねんせいに なったら
ともだち ひゃくにん できるかな
ひゃくにんで たべたいな
ふじさんの うえで おにぎりを
ぱっくん ぱっくん ぱっくんと
(了)