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短編 怪談

小西行長の家臣【ゆっくり朗読】

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圧力をかけられてというほどのモノでもないかもしれませんが、私からも話を一つ。

814 :揣摩 ◆FMVqGnBZGY :03/09/20 10:13

小学生のときに学校の夏休みの宿題で、先祖について調べるという課題が出たのですが、まったく先祖のことなど知らなかったので、当時まだ生きていたひいおじいちゃんに聞いた話です。

なんでも、我が家の先祖は小西行長という人の家臣だったそうです。
あまり歴史に詳しくないので、実際にはどの程度の地位か測ることはできませんが、
話によるとそこそこの地位にあったようです。
でもそれだけなら「ふぅ~ん」と言うくらいで終わったのだけども、私が興味を持ったのは次の話でした。

小西行長という人は関が原で西軍についたために敗れて処刑されたそうですが、
家臣の中でも小西行長に深く心酔していたグループがいたそうで、(洗礼も受けていたらしい)
その中には落ち武者狩りを逃れた家臣もいたそうです。(その中の一人が私の先祖らしい)
そして逃れた一団は、落ち武者が集まる村落や山中などにかくまってもらったりして逃げ延びたそうなんです。
そして彼らは小西行長の仇を討つために、家康の暗殺計画を立てたそうなんです。
もちろん暗殺計画などそう簡単に成功するわけはないので、かなり綿密に計画を立てたらしく、
数年の月日をかけ準備したそうなんです。

失敗したときのために複数の計画を立てていたそうで、
メインのモノとなる暗殺計画と予備となる暗殺計画(遠縁のモノを大奥の下女としていれるなど……)を、
残ったモノが総動員してやったそうです。
そしてどうやったのかは知りませんが、家康の家臣も数名その暗殺計画にのっていたそうなんです。
(本多なんとか……この辺は記憶が曖昧です)

そしていざ決行という時に、リーダーとなっていた人物が不慮の事故で死亡。(崖から転落したそうです)
そのために計画は延期となりましたが、再び決行しようとした時に内部で裏切りがでて、
捕らえられ処刑されたそうです。
なんでもこの計画自体に家康の家臣も数名関係していたらしく、そして重臣クラスにもいたそうです。
あくまでも直接ではなく、私の先祖達の後押しという形で。
まだ徳川幕府ができてから間もない時期に、古参の幹部(?)を処罰してしまうと、
まだ不安定な情勢のためによろしくないし、家臣団に動揺が走るということで、
秘密裏になかったこととして、この暗殺未遂事件は葬られたようです。

そしてこの時も捕らえられないで逃げ延びたモノがいて、それが私の先祖でもあるわけですが、
圧力というわけではないけども、小西行長の遺臣であることがばれると捕まって処刑されるかもしれないとのことで、
そのことはずっと隠して代々生きてきたそうです。
この暗殺計画は、本家の長男のみ(私も本家の長男)に語り継がれてきたものらしいです。
小西行長の遺臣であることを誇りに思えということらしいです。
今でも実家に帰ると、遺臣であったころの遺品と思われるモノが蔵に残ってます。

そしてひいおじいちゃんの代までは変わった習慣があって、死にそうになるとその鎧を着るんです。
その鎧を着て死ぬと、小西行長の元へ行けるんだそうで……。
実際にひいおじいちゃんは、それを着たまま亡くなりました。

私はあまり信じてなくて興味半分に聞いてましたが、
語るひいおじいちゃんに迫力があって面白かったので、けっこう覚えてました。
もっと詳細な話はおじいちゃんが知ってると思うので、また聞いてみます。

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