短編 奇妙な話・不思議な話・怪異譚

ハンコ屋の警告【ゆっくり朗読】2600

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怖くないけど不思議な話!

913 :本当にあった怖い名無し:2010/07/14(水) 09:43:17 ID:5iLMIDEL0

25歳の男子なんだが、この前実家に帰ったときオカンと話してて、俺が物心つく前に不思議な出来事があったみたい。

俺は生まれた頃から病弱で、病院が家みたいな感じだったらしく、点滴も打つ場所が無いくらいやってたらしい。

骨髄液(背中をエビゾリにしてする注射)も2回打ったらしい。

そんな毎日のある日、京都の判子屋が来て、何となくオカンは家族全員の名前を鑑定してもらったら、ドンピシャで物事を言い当てられたみたいで、ビックリしたそうな。

判子屋が言うには、俺の名前の画数と漢字の組み合わせが、最悪だとか大凶だとかいわれたみたいで、解決するには実印を作れといわれたらしい。

しかも、普通の実印より2ミリだったかおおきいやつを。

さっき行った家にも最悪の画数の名前の子供がいたらしく、20歳まで生きれないとの事らしい……

最悪の名前の組み合わせは珍しいらしく、こっぴどく判子屋に怒られたみたいw

実印は遅かれ早かれ作らなきゃいけないから、この機会に作っておくことにきめたオカンは、俺に立派な実印を作ってくれた。

それからしばらくすると、病気という病気が治って健康になって、やんちゃなガキに成長しました。

ただ大きい怪我は何回かしたけど、本当に頑丈で丈夫な体です。

俺が中1のとき、2つ上の先輩が部活中、いきなりその場で心臓発作で死んで、その時は、姉の同級生が死んだんだ、位にしか思ってなかったんだけど、この前オカンと話してたときの、判子屋の言ってたもう1人の最悪な名前はその先輩らしい。

その瞬間、俺は不謹慎ながら判子屋テラすげぇええええええええええwww
って感激しながら感謝しましすたw

オカンがこの話をいきなり話したのは、俺が帰ってくる2日前に、京都の判子屋が実家の県まで来たんで、家まで立ち寄ったらしい。

それで、オカンがこの話してくれた。

親父が船乗りなんだが、実印を船に持っ行ってると、オカンが判子屋に言ったらまた説教されて、実印は帰る場所に保管するもの、じゃないと帰ってこれなくなるかも、と言われたらしい。

実際、俺が実家に帰った理由は、親父が軽度の胃がんで入院してたからだ。

オカンがこんなに判子屋を信じるのは、もう1つ理由があって、俺には1つ下のイトコがいて、その子の鑑定結果が『長く生きれない』だったらしい。

そのイトコは、日本の人口割合で言ったら100人いるかいないかの先天的な病気で、6歳の時亡くなってて、それで信じたらしい。

他の判子屋はどうだか知らないけど、京都のその判子屋のおじいちゃんは信じれるみたい。

名前占いって馬鹿に出来ないなぁと思います。

実際占いって根拠あるの?って感じだけど、結婚してガキが出来たら真剣に名前考えるとおもうw

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