短編 奇妙な話・不思議な話・怪異譚

朝鮮のお守り【ゆっくり朗読】

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石じじいの話です。

220 :名無し百物語:2022/10/23(日) 14:16:56.54 ID:dwrxG1LT.net

皆さんは、お守りを持っていますか?

僕は金山出石寺でもらったお守りを身につけています。

石じじいは、朝鮮にいる頃、現地の巫師から「お守り」をもらったそうです。

巫師曰く

「これは、僕が師より昔から受け継いだものだ。その師も先代から受け継いだ。かなり昔から代々受け継がれてきたものだ。僕は、もう弟子もないので、良くしてくれたあなたに、このお守りをあげよう。」

じじいは、他の朝鮮人に譲ったほうがいいのでは、と言いましたが、巫師は、

「あなたは良い人であるから、そのような人に受け継いでもらいたいのだ」と。

その「お守り」は、小さな黒い石版でした。

形から人工物かとも思ったのですが、巫師によると、これは自然石である;中国から伝わってきた非常に古いものだ:と聞いていると。

巫師によると、この「お守り」は、ある儀式に使うと、ある効力を発揮するのだ、ということでした。

しかし、そのような使い方は、朝鮮の呪術・迷信であるから日本人のあなたには不要だろう。また、修行してその技を身につける必要もあるのだ、と。

じじいは、それを大切にして、朝鮮から引き揚げるときにも持って帰りました。

この話をメモのなかに見つけて、それが「じじい箱」のなかにあるのではないか?と思い、探してみました。

ありました。

多分これだと思います。

紙に包んで、それに「お守り、朝鮮」と鉛筆で書かれていました。

確かに、黒い小さな石版です。

じじいが大事に持っていたかと思うと感無量ですね。

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