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裏S区【アナザーストーリー/後日談】

更新日:

※註:もとのお話『裏S区』を読んでいない方は、最初にこちらからお読み下さい。⇒ 『裏S区』もとの話

 

これから書くことは俺の体験とは全くの"別物"です。

836 763 ◆MOBqqkAfh6 sage New! 2007/03/15(木) 05:34:27 ID:nyVgvoIt0

俺の体験だと本当と言い切れるが、他人の体験なので、あくまでも聞いた話の為、本当かどうかは不明。

自分の体験をS区出身の友人、耕一(仮名)に話したところ、俺に酷似するような体験があると言い出したので聞いた話。

まずは耕一について。

中学からの付き合いで、高校は俺が引っ越すまでは一緒。

ただし、引っ越す前までに、そこまで仲良かったわけでもない。

大学時代になって再度仲良くなった。

霊的な体験談多数。

しかし本人曰く、「全然怖くないことばっかり、あんな事件があったし」それ以外にも変な体験が多い。

  • 例1:大学時代に女のストーカーに付きまとわれる。ただし、このストーカーは異常者であり、耕一をストーカーしてるというより、耕一が住んでいた部屋への異常なまでの執着心。これは怖かった。
  • 例2:かなり有名な殺人事件が、借りていた部屋の近くであり、耕一の家に、殺されているはずの人間が出てきて(夢まくらの様な感じ)、その次の日に事件が発覚。犯人の自供から、死んだ時間と現れた時間が一緒だったとの事。(本当かどうかは不明)
  • 例3:風俗に行って、風俗嬢にいきなり耳を噛まれる。その際に耳元で、「あーああーあーあー」と言われたとの事。意味不明、耳に噛まれた痕あり。
  • 例4:以上の事から、耕一自体に何かがとり憑いてる可能性があるため、神社に御祓いに行くも拒否される。これはうそ臭い。神職にある者が助けを断るとは思えない。

が、耕一の彼女の話からすると本当の事らしい。(意味不明、理由も不明)

……そんな感じの奴。

ただし、実際に話を聞くと全てに置いて真実味がある為、嘘ではないと思います。

話をもどします。

S区って言うのはかなり大きくて、目の前に海、後ろに山がある。

S区の目の前の海を正面と捉えており、山を越えて広がる場所が裏S区。

もちろんこちらもそれなりに大きい。

ただ、裏と名前がついたり、差別観的な名称からも分かるとおり、S区と裏S区ではかなり文明が異なる。

裏S区にはまず電車が通っていない。

電車に乗って隣町(S区から見ての話だが)に行く際にも、わざわざ車かバスでS区に出てきて、電車に乗らなければならない。

たかが隣町に行くだけに三、四十分以上かかってしまうのである。

だから裏S区出身者は、あまり自分の地域から外に出たがらない。

その為か、かなり身内に対しての思いやり、連結力というのは強く、子供の起した事件に関しても、一々親がしゃしゃり出てくる。

ただし、こういう地域に限り絶対にある、『排他的』なものに関してもかなり強い。

例えば、俺が高校の時に清助に苛められたときに、殆どの奴らが俺に対して手を差し伸べる事は無かった。

俺は生まれも育ちもS区なのだが、クラスの半数以上が裏S区出身者の為、裏S区の奴等に関しては、傍観とか無視とかとも違って、『そこに俺は居ない』って本気で思ってる感じ。

また、S区の奴等にも友人が居たが、彼らは裏S区の人間を怖がっている為か、俺に手助けをしたり庇ったりして、何か自分に火の粉がかかるかも、という事を嫌がってる感じで無視。

まぁ、俺の中でも一番仲が良かった清助の突然の奇行にビビッてたし、他に助けを求める気も無かった。

また、裏S区は本当に田舎な為、未だにヤンキーと言われる奴等が多く、たばこやお酒は当たり前で、シンナーまで吸ってる奴も居た。

さすがに俺の高校には居なかったけど、S区出身者で裏S区の学校に通ってる奴からの情報。

また、その高校はお世辞にも頭が良いとは言えないため、そういう奴等が集まるのは必然かも。

ただし、ここで俺が疑問に思ったのが、俺が清助に苛められてる時に何も無かったようにしていた他の裏S区出身者には、俺についてるモノが見えなかったのか?

それとも、それが見えたからこそ、収蔵さんが言った「通常は無視をする」っていう感じだったのかは不明。

ただ、後者のほうの様な気がする。

そうでなければ、教室の後ろでいきなり殴られたりしてるのに、笑顔で飯食べたり、会話を楽しんだりなんか出来るわけない。

S区出身者の奴等でさえちらちら見てたのに、全く無いモノのように振舞えるわけが無いから……

まぁ、どっちにしろ気持ちのいいものではない。

それと追記として、俺の高校のときのクラスの、五分の一の苗字が清助と同じ。

別に親戚とか従兄弟とかではないみたいだけど、昔に遡ればそういう関係なのかもしれない。

けどこれは不明。

俺が転入した先の高校にも、この苗字のやつが学年に三人ぐらい居たので、ただ単にこの地域に多いだけかも。

この家系の奴等だけしか見えないとしても、裏S区の奴等に言えばモノを理解し、俺を無視ぐらいはするだろう。

ここで耕一の話にもどる。

ある日耕一が、裏S区の友人、喜一君(仮名)宅に、初めて泊まりに行った時の話。

※ただし彼とは一度も話した事はない。

耕一はS区出身と書いたが、本当は小学生の時に引っ越してきた。

それまでは福岡県の都会に居たらしく、ここに来たときにかなりの田舎だと思ったそうだ。

俺からしたらS区は、田舎でも都会でもない所謂普通の町だったけど、耕一からしたら田舎らしい。

別に畑や田圃が広がってるわけでもないし、コンビニまで歩いて三十分なんて場所も皆無な場所。むしろコンビニは多いと思う。

まぁ、そんな耕一だから、高校に入って裏S区の知り合いが出来て遊ぶ範囲が広がっていき、裏S区の奴の家に泊まりに行くことになって、初めて裏S区を見ることになる。

初めて向かう際に足に使ったのがバスだったが、そのバスを待つ時間が四十分に一本ぐらいの割合。

高校の放課後の時間帯でそれ。朝や夕方五時以降から七時までは二十分に一本。それ以降は一時間に一本とかそんな感じ……

しかも、隣町の都会に電車で出るよりも時間がかかる。

それだけでもかなりショックだったらしく、グダグダ文句を言ってたんだそうだ。

ただ、値段がかなり安い。

もし隣町の都会にバスでいくと300円以上かかるが、それ以上時間がかかるのにも関わらず160円ぐらい。

裏S区の出身者はそのバスを結構用いてる為、耕一がグダグダ文句を言ってる時に、前に座ってたおばさんがまず咳払いをし始めて、それを合図かのように、その周りの二、三人が、ちらちら耕一を見てたそうだ(被害妄想っぽいけど……)

その後、裏S区の田畑が広がるだだっ広い場所に出ていき、ポツンポツンと家が見えてきたところで、耕一はバスを降りた。

バスの通り道はそのまま住民の主要道路となっており、そこしか大きな道はない。

その為、辺鄙を通り越したような感覚になる。

その時にすごく嫌な臭いがして顔をしかめてると、喜一が「どうした?」と聞いてきた。

めんどくさいので、ここからは「……らしい」とか、「……だそうだ」を多少省き、耕一の話とします。

以下耕一と喜一の会話。

「この臭いなん?めちゃめちゃくせーよ」

「なんの臭いよ?ちゅうかお前、人の家の近くに来てめちゃめちゃ失礼やのぉ」

「いや、なんやろ。なんか匂うやろ?わからんの?」

「あ~、お前これ家畜の臭いやろ。牛とか豚とか飼っとるけん、そのにおいよ。気にすんな。あ、それとお前、さっきいらん事文句いうなや、後で俺が言われるやろうが」

「いらんことって?ちゅうか遠いもんは遠いやろ。しかも怒られるって。あんなおばさんとか無視しとけや。全然知らんおばさんやし」

「いや、お前が知らんだけやけね。俺とかは結構見かけたりするし、うちのオカンとかと知り合いかも知れんやろうが」

「まぁまぁ、俺は関係ないけいいけん。しかも俺が言ったんやけ、お前が気にすんな。俺が怒られるだけよ」

「あー、それと、お前うちに来たときに変なこと言うなよ。ニオうとか臭いとか。おとんにぶん殴られるぞ」

「言わんよ。さすがに」

「いや、まじめに聞けって。うちのおとんメチャメチャ怖いけん、絶対怒らせんなよ」

ここまで来て、さっきまでの喜一の不真面目さが消えてて、喜一の父親の怖さを凄く強調するので、耕一はかなり緊張してきた。

その後喜一の家に向かうことになったけど、バス停からさらに十分近く歩いてやっとつく。

さすがに文句言おうかと思ったけど、家の前に来たことで、喜一の両親に聞かれたら困るしと思い、何もいわなかったそうだ。

ただ、この時点で耕一はもう帰りかったらしい。

理由は三つ。

一)臭いがひどすぎる。
家畜の臭いは今まで嗅いだ事の無いぐらいの臭いだそうで、トイレのクサい臭いみたいな感じ。

二):家が凄い怖い。
木造の平屋の様な家で、日本家屋的なものらしいけど、家の色が『黒』。
別に真っ黒って意味ではないけど、黒っぽい感じ。
これは清助の家もそうだったけど、ただ薄暗い。都会育ちの奴には明るいのが当たり前だったから、とかそんな感じではく、木目調の色合いが、なんか『黒い感じのもののみで』って感じ。

三):御札びっしり。
家の玄関の扉をあけたら、靴を脱ぐ前の壁に御札びっしり。
清助の家でも同じ感じだったが、葬式だったからと思ってたが、喜一の家は不明。

この三つのうち一番嫌だったのは、もちろん臭い。

二)に関しては、外面が黒かろうが、中に入れば普通だったので気にしないから。

三)に関しても、家の玄関の側面の靴置き場のみなので、家に入れば特に問題なし。

ただ、臭いだけはどうしようもない。

家の中だから安全という感じでもなく、少しはおさまってるだけでクサいものはクサい。

靴を脱いで居間に居た喜一の母親にあいさつをして、喜一の部屋にむかったところ、喜一の兄貴が居たらしく、一緒に色々と遊んでたそうだ。

喜一の母親もかなりいい人で、わざわざおやつやジュース等を持ってきてくれた。

その際に、「耕一君ちゅうんか?ほうか、喜一と仲良くしいや。ね?」と言われたそうだ。

その後喜一の兄が、「今日の夜は一緒に遊ぶか?」と聞かれた為、喜一も耕一もOKを出して遊ぶことになった。

ただし遊ぶと言っても、徒歩十分以内にあるものはバス停のみ。

何をするのか?とも思ったそうだが、喜一が

「うちの兄貴おもしろいけん、いっしょあそぼうな」

と言われたので、楽しみにしていたそうだ。

その後ぺちゃくちゃ話をしてると、喜一の父親が牛舎から戻ってきて、

「おい、喜一、友人つれてこい。挨拶させんか」と聞こえてきたので、少々緊張気味にあいさつ。

あいさつも普通におわり、

「おう、よろしくの。喜一と仲良くしとけの」と言われ、

「飯準備するけ手伝え」の一言で、耕一、喜一、喜一の兄で用意をしてたそうだ。

その時に「キーーー」って言う小動物の鳴き声に、耕一は焦ってビクっってなりながら、窓の外、庭を見たそうだ。

そこで喜一の父親が、鶏の頭を切り皮を剥いで、調理用にしてたそうだ。

耕一はめちゃめちゃビビッたらしい。

生まれて初めて、自分が食べるものを『家』で『殺める』事に焦ったのと同時に、喜一の父親がニヤニヤ笑いながら振り向いて、

「うまいもん、食わせてやるけんのぉ。自家用やからうまいぞ」の言葉に動きが止まった。

まぁ、確かに理解は出来てても、さすがに目の前で見るとちょっとヒク気持ちはわかる……

でも耕一曰く、飯はめちゃめちゃ上手かったそうだ。

そのときには、臭いにも多少は慣れてるのと、料理の際の良い匂いに部屋中が包まれる為、気に留めなくなる。

ここで食卓中の会話。

喜一父「どうや?うまいやろうが?ほとんど家で作っとうけんのぉ」

喜一兄「いや、うちの飯はうまいんは、おかんの手がかなりかかっとるけんのー」

喜一父「お前にゃ聞いとらん。どや?耕一。うまいやろ?」

耕一「あ、めちゃめちゃうまいっす」

喜一父「おう、S区に住んどったら全部スーパーとかやろうけど、自家製ちゅうのは味が全然ちがうけんの」

耕一「そうですよねー。うまいです」

何故か『S区よりもうまい』を強調してたとのこと。

喜一母「それはそうと今日、源ちゃん(喜一兄の友人)のおばちゃんが怒っとったよ。あんたらバスで何か言うたろうもん」

耕一「あ、すみません。俺が道が長いって文句言うてもうて」

喜一「まぁ、悪気はないけん謝っとって」

喜一父「おい、喜一。お前一緒におっていらん事いうな。耕一もこの辺に遊びに来るときに文句言うたらいけんぞ。夜中に××××がくるぞ」

よく分からないけど、俺の体験に出てくるような名前らしい。本当かどうかは不明。

耕一曰く、俺のと同じとのことだが、俺は名前を良く覚えておらず、耕一も適当に俺にあわせてるのかも。

喜一兄「アハハ、ちゅうか俺ら子供やないし、そんなじゃもうこわがらんて」

喜一「んなこというて喜一兄、結構信じとるやん。源さんの兄貴がおかしくなったときも、ビビッて言いよんたやん」

耕一「……」(何の話か全く意味不明な状態)

喜一兄「あ?あほか。あいつの兄貴はシンナー吸いすぎなだけって」

喜一父「シンナーすっただけであそこまでなるか、ぼけ。っていうかお前等、シンナーなんか吸ったらぶっ殺すぞ」

喜一兄「いや、俺は吸ったことないし、すうきもないって」

耕一「××××ってなんすか?」

喜一父「!?。お前はよそもんやから知らんでええわ。それとお前、その名前二度と口にすなよ。よそもんが言うていい事と悪いこともわからんのかのぉ」

喜一母「お父さん。耕一君も知らんでいいよんやけ、そんなん言わん。そんな言い方したりせんよ」

喜一兄「耕一。気にせんでええけん。だけどそれは、この地域の年配者には言うなよ」

耕一「あ、なんかすいません」

こんな感じの流れで、いきなり喜一の父親が怒り始めたらしい。

それで、飯食ったらすぐに喜一の部屋に行って、再度喜一と喜一の兄に、

「その名前はかみさんみたいなもんやから、言うたらいけん」と念押しされたらしい。

まぁ耕一からしたら、かなり居づらい場所になってしまったらしくて、喜一の父が、

「さっきはすまんのー。あんま気にすんな。おい、耕一、風呂入って来い。きもちいいけん」

と言いに来てくれて、やっと変な居心地の悪さから解放されたそうだ。

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まぁ風呂も普通に入って、喜一も風呂上がって、寝る時間になるまで、適当にゲームしたり話したりして時間つぶしてた。

その時に喜一の兄が友人を呼んで、「一緒に遊ぶか?」って聞いてきたので、それから外に遊ぶことになった。

田舎ならではというのと、その地域の特色というのも合間ってか、その辺りは本当に不良が多く、暴走族の真似事をするやつらが結構多い。

喜一も喜一の兄貴もバイクを持っており、耕一を連れて皆と遊びに行くことになったそうだ。

それから数分後に用意ができたので、喜一の後ろに耕一が乗って、喜一の兄貴についていくことになったらしいけど、そこで外に出たときに、耕一が『異常』に気付く。

喜一も喜一の兄貴にも『異常』では無いけども、耕一にとっては異常以外の何モノでもない。

まぁ、都会と田舎の違いかもしれないけど、街灯が全くない。

今のご時勢に、舗装されてない道もそうだけど、街灯が無いと言う事が、耕一からしたら『異常』

恐怖でしかなかったらしい。

夜の九時ぐらいのため辺りは真っ暗。

別に田舎なら当たり前だろ、って言う人も居るだろうけど、俺もこの状況は知っているから言える。

宮崎県のど田舎(失礼)の村に行ったときの、商店まで車で三十分、自動販売機まで歩いて二十分の場所に行ったときでさえ、凄く遠くにだけど、街灯が見える。

田畑だけが広がってる場所なだけに、少なくとも対面にある光ぐらいは見える。

けどこの地域は、(裏S区全体がそうではありません)田畑が広がっていて、向こうまで見渡せるだけの視界があるのに、街灯は見えない。

闇が光を吸い取ってる。それほどの地域。

その『異常』にかなり怖がりながら、バイクでずっと進んで、五分ぐらい行ったところの広場の様な場所で、喜一の兄の友人が五、六人集まっていた。

耕一が挨拶したら、結構気さくに話してくれる人たちだった。

ただし、ヤンキーと言われる部類のファッションとしゃべり方。全員裏S区出身者で喜一兄の幼馴染。

そこでやる事は特に無く、タバコ吸ったり、酒のんだり、耕一にバイクの乗り方を教えたり、って感じで遊んでた。

その時にもう一台バイクが来たらしく、降りてきて早々に、

「まじ、兄貴うぜぇ。あいつまじおかしすぎ。意味分からん」

と言いながら降りてきた。(彼が、源ちゃん)

再度会話。

喜一兄の友人は六人いるが、重要人物を儀助、佐市とする