昨年の夏の実体験です。
615 :底名無し沼さん:2005/09/23(金) 17:49:18
日光の大山ハイキングコースで、沢を渡るところがあるんですけど、
何故か、沢を渡るって分かっていたのに沢を渡らずに、六方沢方面へ川を登ってしまった。
これはおかしいって気が付き、すぐに相棒を呼び止めました。(相棒は2メートル手前を歩いてました)
ところが、相棒が半端じゃないほど取り乱しており、
「今更戻れるか?時間に間に合わない!責任を果たせるのか?」
と訳の分からん事を怒鳴りながら、どんどんどんどん先へと進みます。
それから暫くして雨が降り出してきたので、相棒を殴りつけてなんとか正気に戻してから、来た道を戻る事にしました。
さあて、戻るとするかと思い、相棒の顔を見つめると、
無表情と言うか、しかめっ面と言うか、変な顔したもう一人の相棒の顔が、実在している相棒の顔の横に見えました。
疲れているからかなーと思い、気を取り直し歩き始めると、
色が塗られている板?のようなものを体にたくさん巻きつけて、頭のてっぺん以外の髪が長い小さな男が、
後ろから歩いて来るのが見えました。
余りの恐怖で、行きに2時間かかった道が、帰りは1時間もかかりませんでした。
それでも、雨と疲れのせいでどうかしていたんだろうと思う事にしましたが、
後日、現像した写真を見て、幻ではない事が嫌でも思い知らされました。
写真には、小さなはっきりとした相棒の顔が、相棒の実在する顔の横に浮かんでいるんです。
いわゆる心霊写真のような不明瞭なぼやけた感じでは無く、
はっきりと、実在する人間のように、さも当たり前って感じで写ってます。
日光の大山って、おばけが出る話なんて聞いた事が無いんで、理由がわからず結構精神的に参っています……
ちなみに、当方は別に薬とかやってませんし、精神病ではありません。
ただ、相棒は少しあれ以来人が変わってしまいました。
電話にも出ないし、家からも出ない。
家人に頼まれて家まで様子を見に行きましたが、大声で喚き散らしてドアを開けてくれません。
一緒にハイキングに行った立場として、やりきれないものを感じます。
ちなみに、後から判明したんですが、
平家の落ち武者が、そのルート経由で湯西川へ逃げたそうです。