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中編 師匠シリーズ

師匠シリーズ 029話~030話 鉄塔・血(後編)

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029 師匠シリーズ「鉄塔」

師匠が変なことを言うので、おもわず聞き返した。

「だから鉄塔だって」

大学一回生の秋ごろだったと思う。

当時の俺は、サークルの先輩でもあるオカルト道の師匠に、オカルトのイロハを教わっていた。

ベタな話もあれば、中には師匠以外からはあまり聞いたことがないようなものも含まれている。

その時も『テットー』という単語の意味が一瞬分からず、二度聞きをしてしまったのだった。

「鉄塔。てっ・と・う。鉄の塔。アイアン……なんだ、ピラァ?とにかく見たことないかな。夜中見上げてると、けっこういるよ」

師匠が言うには、郊外の鉄塔に夜行くと、人間の霊がのぼっている姿を見ることが出来るという。

どうして幽霊は鉄塔にのぼるのか。

そんな疑問のまえに、幽霊が鉄塔にのぼるという前提が俺の中にはない。

脳内の怪談話データベースを検索しても、幽霊と鉄塔に関する話はなかったように思う。
師匠は「えー普通じゃん」と言って真顔でいる。

曰くのある場所だからではなく、鉄塔という記号的な部分に霊が集まるのだと言う。

近所に鉄塔はなかったかと思い返したが、子供のころ近所にあった鉄塔がまっさきに頭に浮かんだ。

夕方学校の帰りにそばを通った、高くそびえる鉄塔と送電線。

日が暮れるころにはその威容も不気味なシルエットになって、俺を見下ろしていた。

確かに夜の鉄塔には妙な怖さがある。

しかし、霊をそこで見たことはないと思う。

師匠の話を聞いてしまうとやたら気になってしまい、俺は近くの鉄塔を探して自転車を飛ばした。

いざどこにあるかとなると自信がなかったが、なんのことはない。鉄塔は遠くからでも丸分かりだった。

住宅街を抜けて川のそばにそびえ立つ姿を見つけると、近くに自転車を止め基部の金網にかきついた。

見上げてみると送電線がない。

ボロボロのプレートに『○×線-12』みたいなことが書いてあった。

おそらく移設工事かなにかで、送電ルートから外れてしまったのだろう。

錆が浮いた赤黒い塔は、怖いというより物寂しい感じがした。

というか、日がまだ落ちていなかった。

近所のコンビニや本屋で時間をつぶして、再び鉄塔へ戻った。

暗くなると俄然雰囲気が違う。人通りもない郊外の鉄塔は、見上げるとその大きさが増したような気さえする。

赤いはずの塔は今は黒い。

それも夜の暗灰色の雲の中にその形の穴が開いたような、吸い込まれそうな黒だった。

風が出てきたようで、立ち入り禁止の金網がカサカサと音を立て、送電線のない鉄塔からは、その骨組みを吹き抜ける空気が奇妙なうなりをあげていた。

周囲に明かりがなく、目を凝らしてみても鉄塔にはなにも見えない。

オカルトは根気だ。

簡単には諦めない俺は、夜中三時まで座り込んで粘った。

『出る』という噂も逸話もない場所で、そもそも幽霊なんか見られるんだろうか、という疑念もあった。

骨組みに影が座っているようなイメージを投影し続けたが、なにか見えた気がして目を擦ると、やっぱりそこにはなにもないのだった。

結局、見えないものを見ようとした緊張感から来る疲れで、夜明けも待たずに退散した。

翌日、さっそく報告すると、師匠は妙に嬉しそうな顔をする。

「え?あそこの鉄塔に行った?」

なぜか自分も行くと言いだした。

「だから、何も出ませんでしたよ」と言うと、「だからじゃないか」と変なことを呟いた。

よくわからないまま、昼ひなかに二人してあの鉄塔に行った。

昼間に見るとあの夜の不気味さは薄れて、ただの錆付いた老兵という風体だった。

すると師匠が顎をさすりながら、「ここは有名な心霊スポットだったんだ」と言った。

頭からガソリンをかぶって焼身自殺をした人がいたらしい。

夜中この鉄塔の前を通ると熱い熱いとすすり泣く声が聞こえる、という噂があったそうだ。

「あのあたりに黒い染みがあった」

金網越しに師匠が指差すその先には、今は染みらしきものは見えない。

「なにか感じますか」と師匠に問うも、首を横に振る。

「僕も見たことがあったんだ。自殺者の霊をここで」

そう言う師匠は、焦点の遠い目をしている。

「今はいない」

独り言のように呟く。

「そうか。どうして鉄塔にのぼるのか、わかった気がする」

そして、陽をあびて鈍く輝く鉄の塔を見上げるのだった。

俺にはわからなかった。聞いても「秘密」とはぐらかされた。

師匠が勝手に立て、勝手に答えに辿りついた命題は、それきり話題にのぼることはなかった。

けれど今では鉄塔を見るたび思う。

この世から消滅したがっている霊が、現世を離れるために、『鉄塔』という空へ伸びる、シンボリックな建築物をのぼるのではないだろうか。

長い階段や高層ビルではだめなのだろう。

その先が人の世界に通じている限りは。

 

030 師匠シリーズ「血 後編」

はじまりはただの占いだったという。

女の子であれば、小学生や中学生のときにハマッた経験はあるだろう。

高校になっても占いに凝っている子となれば、占いの方法もマニアックなものになり、ちょっと傍目にはキモいと言われたりする。

京介さんもそのキモい子の一人で、タロットを主に使ったシンプルな占いを、休み時間のたびにしていたそうだ。

やがて校内で一過性の占いブームが起きて、あちこちで占いグループが生まれた。

子どもの頃から占い好きだった京介さんはその知識も豊富で、多くの生徒に慕われるようになった。

タロットやトランプ占いから、ホロスコープやカバラなどを使う凝ったグループも出てきはじめた。

その中で、黒魔術系と言っていいような、陰湿なことをする集団が現れる。

そのボスが、間崎京子という生徒だった。

京介さんと間崎京子はお互いに認め合い、また牽制しあった。

仲が良かったとも言えるし、憎みあっていたとも言える、一言では表せない関係だったそうだ。

そんなある日、京介さんはあるクラスメートの手首に傷があるのに気がついた。

問いただすと、間崎京子に占ってもらうのに必要だったという。

間崎京子本人のところに飛んでいくと、「血で占うのよ」と涼しい顔でいうのだった。

指先や手首をカミソリなどで切って、紙の上に血をたらし、その模様の意味を読み解くのだそうだ。

「そんなの占いとは認めない」と言ったが、取り巻きたちに「あなたのは古いのよ」とあしらわれた。

その後、手首や指先などに傷を残す生徒はいなくなったが、血液占いは続いているようだった。

ようするに、目立つところから血を採らなくなった、というだけのことだ。

これだけ占いが流行ると、他の子とは違うことをしたいという自意識が生まれ、よりディープなものを求めた結果、それに応えてくれる間崎京子という重力源に、次々と吸い込まれていくかのようだった。

学校内での間崎京子の存在感は、ある種のカルト教祖的であり、その言動は畏怖の対象ですらあった。

「名前を出しただけで呪われる」という噂は、単に彼女の地獄耳を怖れたものではなく、実際に彼女の周辺で不可解な事故が多発している事実からきていたそうだ。

血液占いのことを京介さんが把握してから数週間が経ったある日。

休み時間中にクラスメートの一人が急に倒れた。

そばにいた京介さんが抱き起こすと、その子は「大丈夫、大丈夫。ちょっと立ちくらみ」と言って、何事もなかったかのように立ち去ろうとする。

「大丈夫じゃないだろう」と言う京介さんの手を、彼女は強い力で振り払った。

「放っておいてよ」と言われても、放っておけるものでもなかった。その子は間崎京子信者だったから。

その日の放課後、京介さんは第二理科室へ向かった。

そこは間崎京子が名目上部長を務める生物クラブの部室にもなっていたのだが、生徒たちは誰もがその一角には足を踏み入れたがらなかった。

時に夜遅くまで人影が窓に映っているにも関わらず、生物クラブとしての活動などそこでは行われてはいないことを、誰しも薄々知っていたから。

第二理科室に近づくごとに、異様な威圧感が薄暗い廊下の空間を歪ませているような錯覚を感じる。

おそらくこれは教員たちにはわからない、生徒だけの感覚なのだろう。

「京子、入るぞ」

そんな部屋のドアを、京介さんは無造作に開け放った。

暗幕が窓に下ろされた暗い室内で、短い髪をさらにヘアバンドで上げた女生徒が、煮沸されるフラスコを覗き込んでいた。

「あら、珍しいわね」

「一人か」

奥のテーブルへ向かう足が一瞬止まる。

この匂いは。

「おい、何を煮てる」

「ホムンクルス」

あっさり言い放つ間崎京子に、京介さんは眉をしかめる。

「血液と精液をまぜることで人間を発生させようなんて、どこのバカが言い出したのかしら」

間崎京子は唇だけで笑って火を止めた。

「冗談よ」

「冗談なものか、この匂いは」

京介さんはテーブルの前に立ちはだかった。

「占い好きの連中に聞いた。おまえ、集めた血をどうしてるんだ」

今日目の前で倒れた女生徒は、左手の肘の裏に注射針の跡があった。静脈から血を抜いた痕跡だ。

それも針の跡は一箇所ではなかった。とても占いとやらで必要な量とは思えない。

間崎京子は切れ長の目で京介さんを真正面から見つめた。

お互い何も発しなかったが、張り詰めた空気のなか時間だけが経った。

やがて間崎京子が、胸元のポケットから小さなガラス瓶を取り出し首をかしげた。瓶は赤黒い色をしている。

「飲んでるだけよ」

思わず声を荒げかけた京介さんを制して続けた。

「白い紙に落とすよりよほど多くのことがわかるわ。寝不足も、過食も、悩みも、恋人との仲だって」

「それが占いだって?」

肩を竦めて見せる間崎京子を睨み付けたまま、吐き捨てるように言った。

「好血症ってやつですか」

そこまで息を呑んで聞いていた俺だが、思わず口を挟んだ。

京介さんはビールを空けながら首を横に振った。

「いや、そんな上等なものじゃない。ノー・フェイトだ」

「え?なんですか?」と聞き返したが、今にして思うと、その言葉は京介さんの口癖のようなもので、no fate 、つまり『運命ではない』という言葉を、京介さんなりの意味合いで使っていたようだ。

それは『意思』と言い換えることができると思う。

この場合で言うなら、間崎京子が血を飲むのは己の意思の体現だというのことだ。

「昔、生物の授業中に、先生が『卵が先か鶏が先か』って話をしたことがある。後ろの席だった京子が、ボソッと『卵が先よね』って言うんだ。どうしてだって聞いたら、なんて言ったと思う? 『卵こそ変化そのものだから』」

京介さんは次のビールに手を伸ばした。

俺はソファに正座という変な格好でそれを聞いている。

「あいつは『変化』ってものに対して異常な憧憬を持っている。それは、自分を変えたいなんていう、思春期の女子にありがちな思いとは次元が違う。例えば悪魔が目の前に現れて、『お前を魔物にしてやろう』って言ったら、あいつは何の迷いもなく断るだろう。そしてたぶんこう言うんだ。『なりかただけを教えて』」

間崎京子は、異臭のする涙滴型のフラスコの中身を排水溝に撒きながら口を開いた。

「ドラキュラって、ドラゴンの息子って意味なんですって。知ってる?ワラキアの公王ヴラド2世って人は、竜公とあだ名された神聖ローマ帝国の騎士だったけど、その息子のヴラド3世は、串刺し公って異名の歴史的虐殺者よ。Draculの子だからDracula。でも彼は竜にはならなかった」

恍惚の表情を浮かべてそう言うのだ。

「きっと変身願望が強かったのよ。英雄の子供だって好きなものになりたいわ」

「だからお前も、吸血鬼ドラキュラの真似事で変身できるつもりか」

京介さんはそう言うと、いきなり間崎京子の手からガラス瓶を奪い取った。

そして蓋を取ると、ためらいもなく中身を口に流し込んだ。

あっけにとられる間崎京子に、むせながら瓶を投げ返す。

「たかが血だ。水分と鉄分とヘモグロビンだ。こんなことで何か特別な人間になったつもりか。ならこれで私も同じだ。お前だけじゃない。占いなんていう名目で、脅すように同級生から集めなくったって、すっぽんでも買って来てその血を飲んでればいいんだ」

まくしたてる京介さんに、間崎京子は面食らうどころかやがて目を輝かせて、この上ない笑顔を浮かべる。

「やっぱり、あなた、素晴らしい」

そして、両手を京介さんの頬の高さに上げて近寄って来ようとした時、「ギャー」というつんざくような悲鳴があがった。

振り返ると、閉めたはずの入り口のドアが開き、数人の女生徒が恐怖に引き攣った顔でこっちを見ている。

口元の血をぬぐう京介さんと目が合った中の一人が、崩れ落ちるように倒れた。

そしてギャーギャーとわめきながら、その子を数人で抱えて転がるように逃げていった。
第二理科室に残された二人は、顔を見合わせた。

やがて間崎京子が「あーあ」となげやりな溜息をつくと、テーブルの上に腰をかける。

「この遊びもこれでおしまい。あなたのせいとは言わないわ。同罪だしね」

悪びれもせず、屈託のない笑顔でそう言う。

京介さんはこれから起こるだろう煩わしい事にうんざりした調子で、隣りに並ぶように腰掛ける。

「おまえと一緒にいると、ロクなことになったためしがない」

「ええ、あなたは完全に冤罪だしね」

「私も血を飲んだんだ。おまえと同じだ」

「あら」と言うと嬉しそうな顔をして、間崎京子は肩を落とす京介さんの耳元に唇を寄せて囁いた。

「あの血はわたしの血よ」

それを聞いた瞬間、京介さんは吐いた。

俺は微動だにせず、正座のままでその話を聞いていた。

「それで停学ですか」

京介さんは頷いて、空になったビール缶をテーブルに置く。

誰もが近づくなと言ったわけがわかる気がする。間崎京子という女はやばすぎる。

「高校卒業してからは付き合いがないけど、あいつは今頃何に変身してるかな」

やばい。ヤバイ。

俺の小動物的直感がそう告げる。

京介さんが思い出話の中で、『間崎京子』の名前を出すたびに俺はビクビクしていた。

ずっと見られていた感覚を思い出してゾッとする。

近づき過ぎた。そう思う。

おびえる俺に京介さんは、「ここはたぶん大丈夫」と言って部屋の隅を指す。

見ると、鉄製の奇妙な形の物体が四方に置かれている。

「わりと強い結界。のつもり。出典は小アルベルツスのグリモア」

なんだかよくわからない黒魔術用語らしきものが出てきた。

「それに」と言って、京介さんは胸元からペンダントのようなものを取り出した。

首から掛けているそれは、プレート型のシルバーアクセに見えた。

「お守りですか」と聞くと、「ちょっと違うかなぁ」と言う。

「日本のお守りはどっちかというとアミュレット。これはタリスマンっていうんだ」

説明を聞くに、アミュレットはまさにお守りのように受動的な装具で、タリスマンはより能動的な、『持ち主に力を与える』ための呪物らしい。

「これはゲーティアのダビデの星。最もメジャーでそして最も強力な魔除け。年代物だ。お前はしかし、私たちのサークルに顔出してるわりには全然知識がないな。何が目的で来てるんだ。おっと、私以外の人間が触ると力を失うように聖別してあるから、触るな」

見ると手入れはしているようだが、プレートの表面に描かれた細かい図案には随所に錆が浮き、かなりの古いものであることがわかる。

「ください。なんか、そういうのください」

そうでもしないと、とても無事に家まで帰れる自信がない。

「素人には通販ので十分だろう。と言いたいところだが、相手が悪いからな」

京介さんは押入れに頭を突っ込んで、しばしゴソゴソと探っていたが、「あった」と言って、微妙に歪んだプレートを出してきた。

「トルエルのグリモアのタリスマン。まあこれも魔除けだ。貸してやる。あげるんじゃないぞ。 かなり貴重なものだからな」

なんでもいい。ないよりましだ。

俺はありがたく頂戴してさっそく首から掛けた。

「黒魔術好きな人って、みんなこういうの持ってるんですか」

「必要なら持ってるだろう。必要もないのに持ってる素人も多いがな」

京子さんはと言いかけて、言い直す形でさらに聞いてみた。

「あの人も、持ってるんですかね」

「持ってたよ。今でも持ってるかは知らないけど。あいつのは別格だ」

京介さんは自然と唾を飲んで言った。

「はじめて見せてもらった時は足が竦んだ。今でも寒気がする」

そんなことを聞かされると怖くなってくる。

「あいつの父親がそういう呪物のコレクターで、よりによってあんなものを娘に持たせたらしい。人格が歪んで当然だ」

煽るだけ煽って、京介さんは詳しいことは教えてくれなかった。

ただなんとか聞き出せた部分だけ書くと、『この世にあってはならない形』をしていること、そして『五色地図のタリスマン』という表現。

どんな目的のためのものなのか、そこからは窺い知れない。

「靴を引っ張られる感覚があったんだってな。感染呪術まがいのイタズラをされたみたいだけど、まあこれ以上変に探りまわらなければ大丈夫だろう」

京介さんはそう安請け合いしたが、俺は黒魔術という『遊びの手段』としか思っていなかったものが、現実になんらかの危害を及ぼそうとしていることに対して、信じられない思いと、そして得体の知れない恐怖を感じていた。

体が無性に震えてくる。

「一番いいのは信じないことだ。そんなことあるわけありません、気のせいですって思いながら生きてたらそれでいい」

京介さんはビールの缶をベコッとへこますと、ゴミ箱に投げ込んだ。

そう簡単にはいかない。

なぜなら、間崎京子のタリスマンのことを話しはじめた時から、俺の感覚器はある異変に反応していたから。

京介さんが第二理科室に乗り込んだ時の不快感が、今はわかる気がする。

体が震えて涙が出てきた。

俺は借りたばかりのタリスマンを握り締めて、勇気を出して口にした。

「血の、匂いが、しません、か」

部屋中にうっすらと、懐かしいような禍々しいような異臭が漂っている気がするのだ。

京子さんは今日一度も見せなかったような冷徹な表情で、「そんなことはない」と言った。

いや、やっぱり血の匂いだ。気の迷いじゃない。

「でも・・・・・・」

言いかけた俺の頭を京介さんはグーで殴った。

「気にするな」

わけがわからなくなって錯乱しそうな俺を、無表情を崩さない京介さんがじっと見ている。

「生理中なんだ」

笑いもせず淡々とそう言った顔をまじまじと見たが、その真贋は読み取れなかった。

(了)

 

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