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人狼 n+
2025/05/31 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
中学時代の同級生がこんな話をしてくれた。 彼の祖父――もうずいぶん前に亡くなったらしいが――は、かつて朝鮮半島で交易をしていた。ロシア人やタタール人とつながりがあって、中でも一人のロシア人商人とは特に ...
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名前もわからない存在 n+
2025/05/30 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
ほんの一瞬、誰かが「渡れ」と背中を押したような気がした。 横断歩道の前で立ち止まったのは、車が右から来ていたからだ。そのまま待っていれば、なんの問題もなかったはずだった。でも次の瞬間、妙な衝動に駆られ ...
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パイプラインの内部点検 ncrw+744-0206
2025/05/29 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
閉所恐怖症というものは、診断名を与えられるより前に、体のほうが先に理解してしまう。 たとえば、内径六十センチの鉄の管に這いつくばり、前にも後ろにも引き返せない距離を進まされれば、その理解は理屈を介さず ...
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ふすまの前 nw+613
2025/05/28 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
学生時代、週末になると決まって友人Aの家に集まり、夜通しゲームや無駄話をしていた。 Aの家は二階建ての一軒家で、二階にもトイレがある。集まるのは決まって、わたしとAと、もう一人の友人Bの三人だった。深 ...
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いなくなったと言い切れない ncrw+635-0206
2025/05/27 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
一人暮らしというのは、自由と引き換えに孤独と責任を手に入れることだと、どこかで聞いた。 だが、自分がかつて経験した一人暮らしは、そのどちらとも違っていた。そこには、最初から最後まで、説明のつかない「同 ...
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戻りますか rw+5,096-0206
2025/05/27 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、三年前、私が心身ともに限界に近い状態だった頃の出来事だ。 当時、自営業を畳み、外出も最低限に抑え、自宅で時間を潰す日々を送っていた。昼夜の区別が曖昧になり、意味もなく画面を眺め続けることが増え ...
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通夜までの四日間 nrw+756-0206
2025/05/26 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
夏という季節には、どうしても説明のつかない空気が混じる。 湿度や気温のせいだと言われればそれまでだが、それだけでは済まない何かが、確かに漂っている。 祖母が亡くなったのも、そんな夏だった。お盆を数日後 ...
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空室の生活音 nrw+693-0109
2025/05/25 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
俺が今のアパートに引っ越してきたのは、ちょうど半年前だった。築三十年。 外壁の色はところどころ剥げていて、共用階段を上ると湿った埃の匂いが鼻につく。でも家賃が安かった。それだけで決めた。 最初の数ヶ月 ...
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【名作】四つ年上の姉シリーズ【全話コンプリート】#7,851
2025/03/12 -長編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
★人気ベスト300四つ年上の姉シリーズ~コンプリート【ゆっくり朗読】 1.秘密の友達 四つ上の姉にまつわる話だ。 これから書き記す話は、姉の人生のほとんどを占めた『縁』あるいは『呪い』と呼ぶべきものと、自分でもその力の ...
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夜間戦闘機『月光』が東京大空襲で遭遇した怪物 #16,180
2025/02/21 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
★人気ベスト300【ゆっくりミステリー】東京大空襲で夜間戦闘機『月光』が遭遇した怪物 これは祖父が太平洋戦争時に体験した東京湾近郊の空でのお話です。 480 :本当にあった怖い名無し:2008/12/04(木) 13: ...