ホラー映画

トラウマ映画館 『かもめの城(1965)』 町山智浩 ネタバレ注意

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十五歳のシベールは案山子を愛した~『かもめの城』Rapture

あらすじ

フランス・ブルタニーの村外れ。
元判事ラーボー(メルヴィン・ダグラス)は長女ジュヌビエーブ、次女アグネス(パトリシア・ゴッジ)と3人で暮らしていた。
女中のカレン(グンネル・リンドブロム)の元には夜毎男が通って来る。
アグネスはそれを知っている。
彼女は鳥を追い払うためかかしを作り、父親の古着を着せて深い愛情を示しはじめた。
ある日、ラーボー家の人々は護送者から脱走するジョセフ(ディーン・ストックウェル)という男を目撃した。
彼はかかしの服と着替えており、一家の者は彼を匿まってやることにした。
そしてアグネスとジョセフはある夜ともに語り明かした。

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彼女は父が元判事で、妻が死ぬと、すぐ隠遁生活をはじめたことなどを語った。
翌朝警官がジョセフを探しに来たのでアグネスは彼を畑の小屋に隠した。
後刻、アグネスは小屋の中でカレンとジョセフが抱きあっているのを見つけてしまった。
カレンは家を出て行った。
その夜、アグネスとジョセフは肉体関係を結んだ。
2人は家出し、ある工業都市へ行く。
そして間借り生活をはじめたが、アグネスはジョセフが渡された金をなくしたことから家へ帰ってしまった。
そこには警官が待っていた。
ジョセフが負傷させた警官が死に、傷害致死罪に問われていたのだ。
ジョセフが彼女の後を追って戻って来た。
父親の警告を聞いて逃げたが、追いつめられて崖から飛び降りて死んだ……

 

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