「オリジナル作品」 一覧
-
-
占い師で生計を立てることを決断した万年係長の小林光男は、妻の反対を押し切って会社を辞めた。 長年の夢だった一国一城の主。サラリーマン生活にも嫌気がさしていた。 趣味で続けていた占いは職場でも評判がよく ...
-
-
晩夏の夜、月明かりだけが建設現場をぼんやり照らしていた。 新米の現場監督だった俺は、気の弱い先輩と二人で、夜の見回りをしていた。 現場の一角には鉄筋工たちの飯場があり、酒が入ると騒ぎになる。近隣から警 ...
-
-
2025/12/21
-短編, n+2025, オリジナル作品
これは、匿名掲示板に投稿された怪談にまつわる話だ。 投稿されたのは、子どもの頃に通っていた家が、いつの間にか消え、周囲の誰も覚えていない――そんな内容の短い怪談だった。 特別に派手なオチがあるわけでも ...
-
-
今でもあの夜の匂いを思い出すと、胸の奥がざわつく。 鉄と湿った土が混ざった匂い。油の膜が薄く浮いた水たまりは、欠けた月を映す皿みたいで、指先で触れると冷たさだけが残った。晩夏の夜気はぬるく、ブルーシー ...
-
-
古い畳の部屋に、十数人が正座していた。 窓はすべて新聞紙で塞がれ、外の明るさも時間も遮断されている。 裸電球がひとつ、黄色く滲んだ光を落とし、わずかに揺れていた。 線香の甘い煙に、誰かの汗の酸っぱい匂 ...
Copyright© 怖いお話.net【厳選まとめ】 , 2026 All Rights Reserved.