短編 都市伝説

死海文書(死海写本)の謎【ゆっくり朗読】4800

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死海文書の謎 やりすぎ都市伝説外伝 関プレゼンツ

「死海文書(死海写本) Dead Sea Scrolls」

「予言」、それは”未来に起こる出来事をあらかじめ言うこと”。

「預言」、それは”神の意志を預かり人々に伝えること”、この世は神の意志の下に存在し、世界は神の言葉により導かれる……

今回、関が迫るのは、この世に存在する様々な預言書の原点、「死海文書(しかいもんじょ)」の謎。

今回の都市伝説の舞台は、聖地・エルサレム。

死海文書に描かれた預言と、闇に葬られた歴史、約2000年前に預言されたこの世の終末とは!?

都市伝説ファイル①「死海文書の発見と秘密裏に進められた解読」

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1947年 死海の北西部「クムラン」にて、羊飼いが洞窟内の中で、ある巻物を発見した。
この巻物はのちに、死海文書と呼ばれ、世界を巻き込み大論争を引きおこすこととなった。

死海文書は、20世紀最大の考古学的発見と言われていて、そのほとんどが紀元前最後の2世紀頃の書物だったと考えられている。

その後の発掘調査により、次々と発見された死海文書、小さな断片を含む文書群は、その数約900。
そしてそのほとんどは、古代ヘブライ語によって記されており、解読は困難を極めた。

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2000年前の死海と言えば、まさにイエス・キリストが生きていた時代と場所にあてはまる。
つまり死海文書には、「キリストの謎」を紐解くための重要な手がかりがあるのではないだろうか!?

2000年の時を経て発見された死海文書の解読は、当初の予定から大幅に遅れていたのだが、その理由は何なのか?
実はその裏には、「バチカンの圧力」があったと言われている。

世界最小の独立国家にして、世界最大の権力を持つと言われるバチカン。
12億以上の信者を持つカトリックの総本山・バチカンと、死海文書をめぐる因縁とは!?

キリスト教の成立は紀元1世紀初頭、死海文書はキリスト教成立以前のものである。
死海文書の内容が明らかになることは、カトリックにとって何か不都合があったのか!?

カトリックが恐れていたものとはいったい何なのか?
死海文書に詳しい研究者、死海写本館館長・アドルフォ・ロイトマン博士に話を聞いた。

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「死海文書の研究が始まった当初、アメリカやイギリスなどの研究者だけが集められ、解読作業が進められた。そこにユダヤ人は含まれておらず、死海文書の研究は秘密裏に行われたのだ」

最初に発見された死海文書が最初に貯蔵されたのは「ロックフェラー博物館」。

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ロックフェラーとは、莫大な財力と権力により、世界を裏で牛耳っているという都市伝説が絶えない、アメリカの実業家一族。

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そのロックフェラーと死海文書のつながりに関して、新たな説を唱える関。

”莫大な財力を武器に、死海文書の発掘から解読まで、すべてがロックフェラーの管理下にあった”。11

都市伝説ファイル②「クムラン教団の預言とイエス・キリストの存在」

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関が向かったのは、死海文書が見つかった地「クムラン」。

死海文書は一体誰が書いたものなのか?
その論争で、一番有力視されているのが「クムラン教団」。

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クムラン教団とは、ユダヤ教の一派である「エッセネ派」の民によって構成された集団。
クムラン教団は、この土地で共同生活を送っていたと言われている。

クムラン教団のメンバーは、厳しい修行により、「人知を超えた能力を手にした預言者集団」だったと言われている。
死海文書の中にいろんな預言を残している。
そして、イエス・キリストも、クムラン教団のメンバーだったという説もある。

”クムラン教団は、神の啓示を死海文書に記した”

クムラン教団は、死海文書に終末に関する預言を残している。
死海文書こそ、後に登場する様々な預言書の元になった「原預言書」「終末思想の一つの原点」と言っても過言ではない。

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都市伝説ファイル③「『ダニエル書』の預言と『戦いの書』が示す2018年」

死海文書の中に、「この世の終末」に関する6つの重要な文書があると関は言う。

預言者集団と言われるクムラン教団の掟が記された「規律書」。
終末地獄の様相が克明に描かれた「感謝の詩編」。
そして、旧約聖書の一部でもある「ダニエル書」「イザヤ書」「ハバクク書」の3つの預言書。

”エルサレムの荒廃の時が終わるまでには、主が預言者エレミアに告げられたように、70年という年数があることを悟った 「ダニエル書」より”

エルサレムの荒廃とは、この聖地にユダヤ教・キリスト教・イスラム教の3つの宗教が混在している状態を指している。
そして、その荒廃が終わるまでに要する時間は70年。
つまり、1948年のイスラエル建国から70年後の2018年に、イスラエルの荒廃が終わるということ。

重要なのはここから。
荒廃の終わりは再生を表している。
つまり、荒廃していたエルサレムは一つの区切りを迎え、本来の姿を取り戻すため、新たな未来へ向けて動き出すということである。

そして関は、イスラエル博物館 死海写本館に所蔵されている「戦いの書」のもとへやってきた。

「光の子と闇の子の戦い」それが2000年前に預言されていた文書である。
これは、正義と悪の40年に及ぶ最終戦争のことが書かれている。

光の子とは「ユダヤ民族」を指しているとも言われる。
この「戦いの書」こそ、ロックフェラーが一番最初に手に入れて、その後「世界に大きな影響を及ぼしてきた文書」なのではないかということである。

ロックフェラーと言えば、代々プロテスタントの家系、キリスト教徒である。
イエス・キリストがクムラン教団の一員という説を信じるならば、ロックフェラーにとってクムランの人たちが残した預言は「当たってしかるべきもの」だった。

つまりロックフェラーは、「戦いの書」に書かれた内容に従って預言を実行してきたのではないか!?

「戦いの書」の預言には、こう記されている。
”光の子と闇の子の戦い、全集団はみなこれに力を注ぐ。40年の戦争の中に、5年の前哨戦、そして6年の準備期間があり、その後29年の大戦に突入し、世界は終末を迎える”

「戦いの書」に記された終末が訪れる日、それは2018年!

ダニエル書の預言においてポイントとなった2018年、そして「戦いの書」に記された40年の最終戦争が終結するのも2018年だと関は語る。

2018年の40年前、1978年から全ては始まっていたのだ。
1978年でつながるキーワード、それは「アルカイダ」。

イラク戦争やイスラム国によるテロ行為など、現代の中東を中心とした数々の紛争において不気味な存在感を放ち、常にその渦中にあったテロ組織「アルカイダ」。

そのアルカイダと死海文書の預言の間には、偶然では片付けられない奇妙な一致があるという。

ソビエトのアフガニスタン侵攻をきっかけに、アルカイダの前身となる組織が出来上がるのだが、その大きな流れの始まりが1978年である。
アルカイダの前身となる団体が作られたきっかけは、1978年に始まったアフガニスタン紛争。
これに際し、イスラム義勇兵が武装化したことに端を発する。

そしてその5年後の1983年に、レバノンのアメリカ関連施設で自爆テロが起こった。
それをきっかけに、アメリカが中東問題に介入し始めた。
そして、さらに6年後の1989年にウサマ・ビンラディンがアルカイダの指導者に就任した。

アルカイダの起源ともいえる1978年、そして1989年 ウサマ・ビンラディンの指導者就任。
これをきっかけに、アルカイダの標的はアメリカへとシフトし、世界規模の紛争へ突入していくこととなった。
これらを偶然の一致と一言で片づけることが出来るだろうか?

「アルカイダの誕生」「イラク戦争」「IS(イスラム国)の登場」「世界中で起こるテロ」、今世界は、預言された大戦(29年の大戦)の中にあるのだ。
そして2018年、今ある混沌の世界は一つの区切りを終え、「再生」へと向かう。
新たな未来へと動き始めるのだ。

都市伝説ファイル④「キーナンバー『18』と新時代の到来」

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ユダヤ人は古くから、数字のパワーを大切にしてきた民族である。
2018年の「18」にも、ユダヤには特別な意味がある。

18を構成する数字、「666」
ヨハネの黙示録に、”世界の終り すべての人々に666が刻まれる。その刻印がない者は、経済活動が出来なくなる”という預言がある。

国民を数字で管理するマイナンバー制、この制度の真の狙いは、この先の世界に生き残れる人間を選ぶ「人間選別」なのだと関は語る。
管理されるということは、「誰が」「どこで」「何をしたか」「どんな思想を持った人間か」までわかるということ。

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終末という言葉から、戦争やこの世の終わりを連想する人が多いが、本当はそうではない。
終末とは、今ある人間のカタチの終わりの事を言っているのだ。
人間選別とは、新世紀への生き残りをかけたサバイバルレースのことである。

もし、クムラン教団の残した言葉を、今も強く信じ続けている者がいたら?
もしその預言という名のシナリオを、実行に移すことで世界を動かしている者がいたら?
今私たちが見ている世界は、誰かの手のひらの上で意のままに操られてきた虚構の世界なのかも知れない。

「信じるか、信じないかは、あなた次第です」

[出典:2016年6月24日放送「やりすぎ都市伝説スペシャル2016夏]

(了)

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