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乾かない駅名 rw+2,063
2025/07/30 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
高校二年の春だった。もうすぐ日が落ちる頃、名鉄神宮前の駅から少し離れた道を、自転車で走っていた。 その日、友人の家に泊まる予定だった。熱田神宮の裏手を抜け、車通りの多い大通り沿いを走っていた時、音が遠 ...
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水道カメラが拾った《目》nw+
2025/07/29 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
もう五年以上前の話だ。 あの現場の記録番号はいまでも覚えている。だが番号より先に浮かぶのは、あの“目”だ。 当時、俺は下水道の調査を請け負う設備保全会社にいた。暗く、臭く、酸素濃度を気にしながら作業す ...
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撮れない教室 rw+12053-0124
2025/07/29 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, ほんのり怖い話, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300俺が小学校六年だった頃の話だ。 あの年の記憶は、今でもやけに湿っている。 夏の終わり、蝉の声が途切れる瞬間があるだろう。あの間が来ると、決まって思い出す。汗とは違う、背中の内側からにじむような濡れた感 ...
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四十九日まで動かすな rw+2,829-0201
2025/07/29 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
死んだ祖父の話だ。 いや、あれが本当に「死んだ」と言っていいのかどうか、今でも判断がつかない。 祖父は八十四歳で息を引き取った。戦後の焼け跡を生き延びた世代で、背中には色の抜けた不動明王の刺青があった ...
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見られた場所 rw+2,272
2025/07/29 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
うちは父方の祖父が出雲地方の神主の家系だったらしい。そのせいか、子どもの頃、よく「白い人」を見ていた。 初詣に行くと、みんなは決まって本殿に向かう。あれが不思議で仕方なかった。俺はというと、本殿ではな ...
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赤土の井戸 rw+3,575
2025/07/29 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
カンボジアを初めて訪れたのは、大学院の夏期研修だった。 東南アジアの農村支援プロジェクトに参加し、現地NGOと共同で井戸を掘るための水源調査を行う。首都プノンペンから北西へ数時間、舗装の途切れた赤土の ...
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蔵の奥で飼われているもの rw+7,012-0121
2025/07/29 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
あれは伊藤の家で宅飲みをしていた晩のことだ。 終電も逃し、空になった缶がテーブルの端に積み上がった頃、やたらとオカルトに詳しい伊藤が言い出した。 「なあ、怪談大会やろうぜ」 軽いノリだった。怖い話とい ...
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笑うものは落ち際に rw+7,338
祖父は、あれを山の神様だと言っている。 だが俺は、どうしても納得できない。 話は九〇年代の終わり頃に遡る。祖父は九州の山あいの集落で茶畑を守ってきた。家の裏はすぐ斜面で、冬になれば霧が降り、犬の遠吠え ...
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ヒサルキ rw+6,505
2025/07/28 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
★人気ベスト300墓地の杭は、最初からそこにあった。 寺が経営するその保育園は、本堂の裏手を抜けた先にあり、敷地の端を低い柵で区切ると、その向こうはすぐ苔むした墓地だった。卒塔婆が並び、風が吹くたびに木の軋む音がする。 ...
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口の中の記憶 rw+6,056
2025/07/28 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
私は蜘蛛が嫌いだ。 嫌悪という言葉では足りない。皮膚の内側を小さな牙で引っかかれるような、理由の定まらない恐怖。考えるだけで喉が粘つき、口の奥が勝手に閉じようとする。 理由は分からない。 正確に言えば ...
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【国鉄三大ミステリー事件③】 松川事件 #2519
【国鉄三大ミステリー事件③】 松川事件【ゆっくり朗読】 松川事件 松川事件(まつかわじけん)は、1949年(昭和24年)に福島県の日本国有鉄道(国鉄)東北本線で起きた列車往来妨害事件。 下山事件、三鷹 ...
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狭山異空間事件 #28,722/フジテレビ:世界の何だコレ!?ミステリーで紹介されました~埼玉県・知らない町につながる林
2025/07/26 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
★人気ベスト300, 埼玉県狭山異空間事件【ゆっくり朗読】 二十年前くらい、小学四年生のときに埼玉県狭山市の富士見小学校っていう小学校に俺は転校しました。 「狭山市立富士見小学校」でグーグルマップで検索してみてください。そこです ...
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山の怪(やまのけ)・ヨウコウ rw+9,112
福井の山奥に、もう地図にも載らない村がある。 オレの母方の実家は、そこからさらに山を登った先の外れにあって、冬なんかは雪に埋もれて人が来るのも困難な場所だった。 小学校の夏休みになると、必ずそこに預け ...
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【国鉄三大ミステリー事件②】三鷹事件 #2,528
【国鉄三大ミステリー事件②】三鷹事件【ゆっくり朗読】 三鷹事件 三鷹事件(みたかじけん)は、1949年(昭和24年)7月15日に日本・東京都北多摩郡三鷹町(現・三鷹市)と武蔵野市にまたがる日本国有鉄道 ...
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増える写真 rw+14,319-0109
2025/07/25 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300, ヤクザ高校をやめたのは、十六のときだった。 理由はない。少なくとも、自分ではそう思っている。 教室の空気が、ある日から急に重くなった。音が遅れて届くような感じがして、机や椅子が全部、少しずつこちらに傾いてく ...
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【国鉄三大ミステリー事件①】下山事件 #3,421
【国鉄三大ミステリー事件①】下山事件【ゆっくり朗読】 下山事件 下山事件(しもやまじけん)とは、日本が連合国の占領下にあった1949年(昭和24年)7月5日朝、国鉄総裁下山定則が出勤途中に失踪、翌7月 ...
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配達先は、もうない rc+17,481-0105
大学時代、俺は小さな定食屋で出前のバイトをしていた。 谷古田屋って名前の、老夫婦がやってる店で、本格的なデリバリーというよりは「気が向いたらやってます」くらいのユルさだった。調理以外の仕事――電話応対 ...