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短編 怪談

三つの墓標

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俺の高三の時の生物の担当の話。

361 本当にあった怖い名無し 2012/05/22(火) 22:13:29.55 ID:TE5HkPGA0

無論、自分が実際に体験した訳じゃないけど、ある程度現場視点で話します。

聞いたのが半年前で、所々あやふやになっててすみません。

が、話の大筋に影響はないはずなので、大目に見てくださいm(__)m

先生は某国立大学の出で、その大学は山にあって、昔は基地として使われていたらしく、今も地下通路が残されているらしい。

その大学に伝わる噂の一つに、「校内の中に三つの墓標?があって、三つ目の墓標見た人は死ぬ。」というベタな噂があった。

当時、先生は新入生で、探検も兼ねて、噂の三つの墓標を友達と探すことになった。

三つのうちの二つは、キャンパス内の人達に大体知られているらしく、一つ目は増設工事?かなにかをしていて、作業用の足場から落ちて死んでしまった人の所。

二つ目は例の地下通路を探検していて、長時間そこにいて、酸欠で亡くなった人の所。

この二つは有名ということで、すぐに見つかったが、噂の三つ目の墓標は色々探し回っても結局見つからなかった。

それから日にちが過ぎて、時はその年の年末。

先生は教授の助手になっていて、あの噂のこともすっかり忘れていた。

自分の助手用の部屋でゴロゴロしていると、教授から一本の電話が入る。

「年末だし、部屋の大掃除でもしろ」とのことだった。

同じ部屋で生活していたもう一人の助手は実家に帰省しており、部屋にいるのは自分一人だったが、渋々承諾。

掃除に取り掛かった。

掃除も終盤に入って時計は四時を過ぎ、冬なので外はもう暗くなっていた。

本棚の掃除をする為に、本棚をどかすと、あるものを見つけた。

ドアがあった。

ノブに手をかけてみるが、どうやら鍵はかかっていない。

なんでこんなところに?と最初は思ったがすぐに納得した。

先生達の部屋は廊下を挟んで両側にあり、教授と助手の部屋が隣同士で繋がっているからだ。
(一組の教授と助手以外の、更にまた別の教授の部屋とつながっていることは、ここで初めて判明。)

全ての部屋がつながっているとはいえ、別のちゃんとした入り口が一つずつあるはずなのに、今目の前にあるドアの部屋の出入り口は鍵がかかっていて、立ち入り禁止になっている。

ここで先生は、小耳に挟んだ一つの噂を思い出す。

それは、「この部屋の教授が、何かをやらかしたとかで追放された。」というものだった。

先生は好奇心と、武勇伝として語る為のネタを作る為に、この部屋を探索してみることにした。

電気がついてるわけもなく、時間が時間ということで、中は真っ暗で何も見えない。

なので、懐中電灯をもってくることにした。

部屋の中を照らすと、引越しの為の荷造りされたものが放置してあるのか、ダンボールが大量に山積みになっている。

ダンボールを開けてみると薬品のにおいがし、液体の入ったフィルムケースがきれいに並べて底に置いてあった。

透かしても何も見えないので蓋をあけてみると、ホルマリンの臭いがする。

臭いの原因はこれらしい。

すぐに蓋をしてその箱を閉じる。

他の箱もいくつか開けてみるも、どれも同じ中身なので、箱を後にすることにした。

次に先生が向かったのは、更に隣の部屋に続くドアだった。

ここも出入り口は立ち入り禁止で鍵がかかっていたが、このドアは鍵がかかっておらず、入ることができた。

部屋の中は、さっきの部屋と同じように、ダンボールが大量に山積みされている。

思ったより何もなくて、ガッカリしかけて出入り口のほうを見ると、ドアの足元に何かあった。

それを見つけた先生はおもむろに電灯で照らしてみる。

三つ目の墓標だった。

見つけてしまったということで、とりあえず友達に電話しようとした時、よく見ると石碑に「水子供養」と書かれていることに気がついた。

一気に寒気がし、急いでダンボールの中身をもう一度よく見ると、ダンボールの底にお札が大量に貼ってあることに気がついてしまった。

もうこれを見て先生を見て先生は「うおわあああああ」と叫んで一気に部屋を飛び出したらしい。

お望みどおり武勇伝ができた先生は、友達に酒の席でこの話をしたそうです。

ちなみに後日聞いた話によると、過去にその部屋の教授は、人間の赤ちゃんを使って遺伝子の違法な研究をしていたらしく、それがバレて大学を追放されたとのことです。

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