知られざる旧日本軍の最終兵器
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出典:blogs.yahoo.co.jp/kakuchan1964]
1945年7月、静岡県島田市に爆弾が投下されました。
この爆弾は、2週間後に長崎に投下された原爆と、ほぼ同じ形、同じ重さの模擬爆弾でした。
なぜ、静岡県島田市が狙われたのでしょうか?
一説によると、「海軍の秘密研究所があったから」だと言われています。
のちに、ノーベル物理学賞を受賞する朝永 振一郎(ともなが しんいちろう)など、そうそうたるメンバーが集まっていました。
ここで何が研究されていたのでしょうか?
プロジェクトの名前は「Z」でした。
「Z」は、アルファベットの一番最後です。
「最終兵器」という意味があったというのです。
その「最終兵器」とはどんなものだったかというと、
「殺人光線」を作ろうとしていたのです。
「マグネトロン」という真空管で、強力な電波を発生させて、人を殺傷するというもの。
[出典:matome.naver.jp]
[出典:home.catv.ne.jp]
将来的には、「空を飛ぶ爆撃機に当てて撃ち落とす」ということも考えていたのですが、当時の技術で既に、数メートル離れた小動物を殺すことが出来たそうです。
結局、「殺人光線」が開発されることはなかったのですが、
戦後やってきたアメリカの調査団が研究所を訪れ、「マグネトロン」を発見し、大変驚いたそうです。
「日本には、こんな技術があるのか!」
「こんな恐ろしいものを作ろうとしていたのか!」
そこにあった研究資料をすべて本国に持ち帰り、その2年後、
アメリカのあるメーカーが、画期的な電化製品を発表しました。
一説には、それが「電子レンジ」だったと。
「電子レンジ」……マイクロ波で調理するもの
この特許を取ったのが、軍事製品メーカーでした。
このように、軍事目的で作られて、我々の生活が豊かになるものは結構あります。
カーナビについている「GPS機能」は、そもそも、ミサイルの命中精度をあげるために開発されたものです。
1980年代のアメリカ軍は普通に使っていたそうです。
そして、「ルンバ」というお掃除ロボットも、もともとは「地雷撤去」のために開発されたもの。
Fetch(フェッチ)という地雷探査ロボットの人工知能を活用しているのです。
これからも発表され続ける、我々の生活を豊かにするもの、もしかしたらその裏には、
もっと恐ろしい殺人兵器の開発があるのかも知れません。
[出典:central.or.jp]
ガンが動いてもレーザーが追いかける、癌治療の「サイバーナイフ」
もともとは、爆弾迎撃のノウハウからきているのです。
逃げる爆弾を追うという技術の応用から、サイバーナイフは完成しているのです。
ノーベル賞の創設者、アルフレッド・ノーベルは、ダイナマイトを発明して、巨万の富を得ましたが、
「殺戮兵器」を発明したことを悔いて、財産の大部分を寄与して「ノーベル賞」の賞金に充てるよう遺言を残しました。
(了)