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ザ・ブザー UVB-76 TheBuzzer

何十年にも渡ってロシアから発信され続けている目的不明の怪電波

1970年代から今日まで「ザ・ブザー」と呼ばれるロシアより発信され続けている、目的不明の怪電波がある。

777 :粉:2013/10/26(土) 09:07:17.83 ID:i9z6WCCI0

ソビエト時代から続く、このUVB-76という短波放送のコールサインで知られる放送は、放送の目的がいっさい明らかにされておらず、多くの人の興味を引いている。

確認されている所では1982年からずっと2秒おきに短い電子音を繰り返し放送しており、1990年頃を境にして現在のブザー音に切り替わったことが知られている。

このブザー音は正時1分前になると、途切れのない連続音に切り替わり、この連続音は、正午になるまでの1分間続く。

このブザー音を研究している人の間では時として微かな雑音や、聞き取りづらい会話音がブザー音の背後から聞こえることから、このブザー音は録音放送や再生装置による自動送信ではなく、ブザーを発生させている何らかの装置から、マイクで音を拾う形で生放送されていることを示しているとされる。

何からかの(例えば核関連施設などの)器機の生存確認のための放送という可能性を指摘されたこともあるが、2010年6月5日頃、突如数十年続いていたUVB-76のブザー音が停止したことが知られている。

また、ごくまれに音声メッセージが発せられたこともある。

2006年2月21日7時57分の放送放。その内容は、

≪75-59-75-59.39-52-53-58.5-5-2-5.Konstantin-1-9-0-9-0-8-9-8-Tatiana-Oksana-Anna-Elena-Pavel-Schuka.Konstantin8-4.9-7-5-5-9-Tatiana.AnnaLarisaUliyana-9-4-1-4-3-4-8≫

そして2013年、新たな音声メッセージが確認されている。

The Buzzerが放送されている場所(GoogleMap)

解説

この電波の正体は一般に「The Buzzer」と呼ばれ、正式には UVB-76 という短波放送局だ。ソ連時代から現在のロシア連邦に至るまで、断続的ではなくほぼ連続して運用されている点が異常だ。

https://media.wired.com/photos/5b4d376dfc37940b470215e4/master/w_1600%2Cc_limit/ff_uvb763_f.jpg
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/54/UVB-76-detail.png
https://swling.com/blog/wp-content/uploads/2011/09/OHtower.jpg
1970年代後半から存在が確認され、少なくとも1982年以降、短い電子音を約2秒間隔で延々と流し続けている。1990年前後に音質が現在知られている「ブザー音」に変化した。正時1分前から連続音に変わり、ちょうど正時で元に戻る挙動も長年一貫している。

重要なのは、この放送が完全な自動送信ではない可能性が高い点だ。研究者やアマチュア無線家の記録では、ブザー音の背後に人の話し声、物音、マイクの操作音が混入した事例が複数確認されている。つまり、どこかの部屋に常時マイクが置かれ、そこで鳴っている音をそのまま送信している可能性が高い。

放送の目的は公式には一切公表されていない。ただし軍事用途である可能性は高いと考えられている。代表的な仮説は以下だが、どれも決定打はない。

・軍の短波通信網における「回線占有」や「待機信号」
・核報復システム、いわゆる《ペリメトル》関連の生存確認
・暗号放送のバックアップ、もしくは訓練用ビーコン

2010年6月、長年続いたブザーが突然停止し、送信拠点が移動したとみられる形跡が観測された。以降も周波数を変えつつ放送自体は継続している。

特に不気味なのが、極めて稀に挿入される音声メッセージだ。あなたが引用している2006年の内容は実在の記録で、ロシア語の名前と数字列が読み上げられている。これは典型的な暗号放送の形式で、意味が第三者に分からないこと自体が目的だ。

重要なのは、これが「止まらない」という点だ。国家が崩壊し、政権が変わり、冷戦が終わっても、同じような音が同じ周波数帯で鳴り続けている。この継続性そのものが不気味さの正体だ。

怪談的に言えば、「誰に向けた信号なのか分からない」「受信者が存在するかどうかすら不明」「それでも止められない」という構造が、人間の理解の外側にある不安を刺激する。

事実として言えるのはここまでだ。
意味は今も回収されていない。
そして、この電波は今日も鳴っている。

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