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我が家の「ほんのり怖い豆撒き」の話 r+

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ちょっと怖いなと思う我が家の豆撒きについて書かせてもらいます。まだ書き慣れてないので読みにくかったらごめんなさい。

毎年、我が家では親戚一同が集まって豆撒きをするんですが、これがなんというか、普通の豆撒きとはちょっと違うんですよ。

まず、鬼役が一人と、豆を撒く側が20人以上に分かれるんです。「鬼は外!福は内!」ってやりながら豆を撒くんですけど、鬼役の姿がもうすごい。着物を着て、両手足には梵字みたいな文字を書かれるんです。

鬼役の人は、ゆっくり歩きながら我が家の門を入って、中に置いてある「団子」を探して持っていくんです。この団子、食べてもいいし、食べなくてもいい。まあ、隠されてるから大体汚れてて、誰も食べないんですけど。

その間、豆撒き役たちは全力で鬼を妨害してきます。でも鬼役はそれを無視して団子を探し、大広間にたどり着くのが目的なんです。単純なルールに見えるけど、これが意外とハード。

もし鬼役が大広間まで辿り着けたら、その鬼は手厚くもてなされます。ごちそうが出てきて、「お帰りください」と丁重に見送られるんです。一方で、豆撒き役が鬼を追い返すことに成功すると、一年の安泰が約束される、というわけ。

これを毎年2月1日に親戚全員でやるんです。


初めて鬼役をやってわかった恐怖

今年、ついに俺が鬼役をやらされる番になりました。正直、めちゃくちゃ怖かった。叔父さんたちが半狂乱で俺を追い立てようとしてくるんですよ!20人超えの大人たちが本気で豆を投げつけてくる様子を想像してください。痛いし、怖いし、逃げたくなる。

去年、兄貴が鬼役をやったんですけど、その時もこんな目に遭ったのかと思うと、尊敬しかないです。

で、なんとか俺が今年の鬼役で勝利しました。団子を手にして、大広間にたどり着いたんです。そしたら家族も親戚も半泣きで俺を迎えてくれて、おせち料理なんか目じゃないレベルのごちそうが並べられました。その後、外まで丁重に見送られて、何事もなく終わったんです。

ただ、その後の家族や親戚の様子がなんだか変で。みんな急によそよそしくなって、俺を見るとペコペコ頭を下げてくるんです。今まで俺を穀潰し扱いしてたくせに。

ちなみに去年、兄貴が鬼役で負けたときはこんなことなかった。兄貴は豆撒き側が勝ってたから、特に変わったことはなかったんです。でも、負けた兄貴にはその後、不幸な出来事が続いたんですよ。事故とか病気とか。


豆撒きの勝敗と鬼役の覚悟

レスで「豆撒き側の勝利条件って何?」って質問があったので答えると、鬼役が行動不能になるか、ギブアップすることが勝利条件です。豆を投げられると本当に痛いから、降参したら終わり、みたいな感じ。

去年は俺も豆を撒く側だったので分かるんですけど、あれ、本気でやると鬼役が泣きたくなるレベルでしんどいです。だから今年、俺が鬼役をやると決まったとき、めちゃくちゃ覚悟を決めました。だって、負けると不幸になるって言い伝えがあるんですよ。

「話半分」だと思ってたけど、去年兄貴に立て続けに不幸が起こったから、俺はガチで勝ちにいきました。痛いの怖いけど、自分が不幸になるなんて絶対嫌ですからね。

[737 :本当にあった怖い名無し:2018/02/02(金) 23:16:40.93 ID:OYYeBeqX0.net]

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