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着信;迫田 rw+5,577-0211
大学時代のことだ。今でも思い出すたび、背中の芯が冷える。 当時、友人の迫田に彼女ができた。遠距離恋愛で、電話やメールで常に繋がっているらしく、本人は幸せを隠しもしなかった。最初は面白半分で聞いていたが ...
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向かいに建っていた家 rcw+5,522-0107
物心ついたころには、すでにその家はあった。 いつ建ったのかは誰も知らない。少なくとも、僕が小学校に上がる前から、あぜ道の先にそれは立っていた。田んぼを埋め立て、川を直線に引き直し、新しい分譲住宅が少し ...
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藤原くんシリーズ【全話コンプリート】r+4,722
2025/10/12 -長編, r+, 怪談
ネットで有名な怖い話【ゆっくり怪談】藤原くんシリーズ【全話コンプリート】 藤原君はおかしい .クラスメイトの藤原君はどうもおかしい。 と気付いたのは、半年前くらいに、たまたま席替えで隣りの席になったときのことだった。 ど ...
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匂いを嗅ぐ女 rc+11,713-0105
これは、実際に自分が体験したことだ。 今でも鮮明に思い出せるが、同時に思い出したくない夜でもある。 鶯谷という街をご存じだろうか。山手線の駅のひとつだが、観光客で賑わうわけでもなく、ビジネスマンで混雑 ...
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神の子と呼ばれた島の兄 r+8,457
私が生まれ育ったのは、地図にやっと載るくらいの小さな島だ。 海は澄んでいるが、底の暗がりはいつも濁って見える。幼い頃、島の人々が「神の子」と呼ぶ中学生がいた。私の家のすぐ近くに住む、背の高い、日に焼け ...
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配達先は、もうない rc+17,481-0105
大学時代、俺は小さな定食屋で出前のバイトをしていた。 谷古田屋って名前の、老夫婦がやってる店で、本格的なデリバリーというよりは「気が向いたらやってます」くらいのユルさだった。調理以外の仕事――電話応対 ...
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六部殺し(ろくぶごろし)#6434
【ゆっくり怪談】六部殺し 六部殺し(ろくぶごろし)は、日本各地に伝わる民話・怪談カテゴリーの一つ。 ある農家が旅の六部を殺して金品を奪い、それを元手にして財を成したが、生まれた子供が六部の生まれ変わり ...
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信じることの向こう側 #11,958
これは、ある知り合いから聞いた話だ。 その知り合いの家族は、ある時期○○○会という宗教団体に入信していた。 信仰に没頭し、日々の生活にも変化が現れたという。しかし、しばらくしてその家族は団体から離れる ...