「伝統」って、なんでもかんでも昔から続いてるものだと思ってた?
12:怖いお話ネット:2024年06月11日(火) 08:02 ID:48B2FD9J
驚くなかれ、実は違うんだよ。例えば、お正月の「初詣」や重箱に入ったおせち料理、あれって私鉄や百貨店のキャンペーンから生まれたんだってさ!みんなが昔からのしきたりだと思ってることが、実は最近の発明だなんて、マジかよって感じだよね。
たとえば喪服の黒が定着したのも意外と新しいし、謝罪のポーズとして有名な土下座だって「古の風習」じゃないんだ。江戸時代には白菜なんてなかったし、神前結婚式も全然古式ゆかしくないって知ってた?我々が「和の心」として大切にしてる行事や風習、食生活、その多くが実は新しい創作なんだよ。
じゃあ、なんで日本の「伝統」はこうして生まれて、みんなに受け入れられてきたのかって?その謎を解き明かす本があるんだよ。例えば、「縁起のいい亀」が発見されたから4回も改元があった話とか、「万願寺とうがらし」が実はカリフォルニア・ワンダーから生まれた新しい野菜だったとか。そして「讃岐うどん」の旧国名の伝統パワーや、相撲が国技と呼ばれるようになったのは国技館ができてからという話まで。
さらに、「恵方巻」って実際にはいつからあったのか知ってる?あれはたった20年くらい前に、大阪の寿司・海苔業界が宣伝したものなんだよ。1989年にセブン-イレブンが全国展開して大ヒットを記録して、他のコンビニも追随した結果、今の形になったってわけ。
初詣も同じように、明治時代に鉄道会社が「年籠り」や「初縁日」、「恵方詣り」を組み合わせて毎年恒例のイベントに仕立て上げたんだよ。見事な商魂だよなぁ。
そして、おせち料理も戦後のデパートの販売戦略によって現在の形が定着した。商売の努力の賜物だよ。
こんな風に、言葉の魔力と美談の引力が商売を成功に導くことは多いけど、存在しなかった風習が「伝統」として前面に押し出されると、さすがに違和感を覚えるよな。例えば「江戸しぐさ」なんか、記録が一切ないのに「江戸時代からの伝統」ってされてるし、これもまったくの創作なんだってさ。
他にも「平安神宮」や「讃岐うどん」「越前竹人形」など、旧国名や由緒を利用した例があるけど、これらも実は新しい発明ばっかりなんだ。
こうして見ると、日本の伝統とされるものは明治以降の発明が多いってわけ。大事なのは、そういう背景をちゃんと理解して、言葉の魔力に踊らされないことだよね。伝統とは、人間が作り上げるものだからさ。
だから、次に誰かが「これは昔からの伝統だから」って言ってきたら、「それ、ほんと?」って疑ってみてもいいかもね。