短編 ほんとにあった怖い話

祭壇(2)【ゆっくり朗読】655

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もし****の祭壇が『アステカの祭壇』だった場合、私の叔母が関与しているかもしれません。

248 :あなたのうしろに名無しさんが……:03/08/14 15:50

こんな事はここで言うべきか否か私にも判断がつきませんが……
言った所で誰が信じるのかも分かりませんね。

では、興味のない方はスルーして下さい。
また、この話を聞いたことで何かが起きてもいかなる責任も負えません。
ほんとうに、あれがなんなのか、これから何かが起こるのかどうかも分かりません。
どんな性質のモノかも分からないし。
話は単純な物なんですが……

恥ずかしい話なんですが、叔母はかなりトンでる人で、時々私の理解の範囲を超えた突拍子も無い話をします。
家族達はそんな叔母を相手にしませんです。彼女の話を聞くのは子供の頃からいつも私。
ある日、彼女は私にこんな話をしました。要約するとこんな感じ。

「地球は今大事な時期。
大昔、闇の勢力によって地球が覆われる前、地球には様々な神々がいて、人と共存し合っていた。
しかし、闇の勢力は地球を支配する為に、長い時間をかけながら人間達を操って、
その神々を封印し、その神を祭る者達もろとも駆逐していった。
今、地球は完全に闇に覆われようとしている。
闇に乗っ取られた地球はもはや地球ではない。地球の魂は失われてしまう。
でも、地球を救うために水面下で動いている存在達がいる。
私達もその存在達からメッセージを受け取っていて、
協力を求められた時は、彼らと共に地球を救うために働かなくてはならない」

私がいつも叔母の変な話を聞くと、叔母はその後決まって何か奢ってくれるので、神妙に聞いていました。

「私達の何人かはメッセージを受け取ると、
言われた通りに祈りを捧げたり、神々の封印を解く儀式を行ったりしている。
あなたにも私のようにメッセージを受け取る素質があるから、その時は共に働きましょう」

「…………」

その時はまだ、またいつもの変な話が始まったよ、くらいにしか思っていませんでした。
やがて叔母は、何も言わずにメキシコへ行ってしまいました。向こうから私宛に絵葉書が届いただけ。
絵葉書はメキシコのチョルーラとか言う場所の、教会の写真が写っていました。

『今私達はメキシコのチョルーラと呼ばれる町に居ます。ここはアステカ文明の遺跡があります。
かつては巨大なピラミッドがあり、その頂にはケツァルコアトルの神殿がありましたが、
スペイン人達が侵略した時に破壊され、神官達は皆殺しにされました。
当時のスペイン人達は、闇の勢力に操られた秘密結社に国を牛耳られ、意のままに動かされていました。
この神殿に祭られていたケツァルコアトルの分身は眠らされ、
今はで封印の意味で、かつてのピラミッドの上に教会が建てられています。
私達はこれから、この地で神官達の魂と共に封印を解放します。
その後、神官達の魂は解放されたケツァルコアトルの分身と共に、
日本で不可視のエーテル的な神殿を運営する予定です。』

絵葉書の内容はさっぱりわかりませんでしたが、
叔母が帰ってきた時、彼女は晴れやかな顔で「成功したわ」と言いました。
彼女曰く、ケツァルコアトルは大変大きな神で、本体の封印もその分協力であり、
今回自分達に出来た事は、チョルーラの封印を解くだけだったとのこと。

「何で地球の裏側から日本に来るの?」という私の質問には、

「日本が地球の第三の目に相当するから。
日本の封印された神々達と世界中の封印された神々達が解放されて、地球の第三の目に集結することで、地球の本来の霊力が甦り、闇の勢力と対抗することが出来るようになるの」

それから、こんなことも言いました。

彼女達はメッセージに従って仲間をいくつかのグループに分け、
その一部が、叔母の所属する太平洋を担当するグループらしいです。
今回封印から解いたケツァルコアトルと神官達は、海を渡って日本に来るとか。

「そのときにはメキシコの太平洋岸で地震が起きるだろう」と叔母は予言しました。
「彼らはその地震の波動に乗って海を渡ってくるのだ」と。

また、メキシコやペルー、グアテマラなどにも封印された存在達が居るそうで、
水面下では彼らを解放するための戦いが昔から続いているとかなんとか。
時々、物理次元の我々の世界にも影響して、様々な異常な現象を起こすそうです。
叔母は現在、日本の封印された神々を開放する為に働いているそうです。
私を後継者にしたいらしいんですが、いやぽ。

今までで叔母が発した一番恐いセリフは

神殿を再建するなら生贄が必要よね……

アステカの祭壇に関しては以上です。私は叔母の与太話であると信じることにしました。

271 :あなたのうしろに名無しさんが……:03/08/14 18:05
だけどあなたの言う事は結局、闇の勢力と戦うために封印された神々を目覚めさせたってことでしょ?
それに伴い無力の人間達は地震とかで被害があるかもしれないけど、
前にテレビ関係者が言っていたような、霊能者が関わりたくないと言うほどの話ではないと思うんだけどなぁー
思う存分関わってくれって感じじゃない?
闇の勢力の思いのままになってしまうのってやっぱまずいわけだし……
なんかもっと深い意味があるのかなぁー

274 :248:03/08/14 18:13
叔母曰く、
「闇の勢力は国家を影で操っている。
人間にはとても対抗できないほどの霊力があるので、
目に見えない光の存在達が主として戦い、私達はほんのお手伝い。
それも、光の存在達のサポートと守りがないとひとたまりもなくやられてしまう」
らしいです。
……だったら私じゃなくて霊能者を後継者にして欲しいもんだが。
メッセージを受け取った霊能者でも探して欲しい。

もう何も考えたくありません。
最近叔母も様子がおかしいし。

293 :あなたのうしろに名無しさんが……:03/08/14 19:23
スレ主さん!ちゃんと白黒はっきりというかいなくならないでぇ。
宮城でも地震あったり、神々はもう日本にいるわけでしょ?
この問題は信じる人達にとっては重大な問題だよ。
信じない煽るだけの人は放っておいて、おばさんの話もっと聞かせて。
今の時点でどうなっているのか。これから日本はどうなるのか……
力のない私たちでもできること、思念があれば、その光の存在の人達の力に少しでも慣れるかも。
こんなこと書いたらお前は馬鹿とかいわれそうだけど、
スレ主さんはおばさんにいきなりそんなことを言われて困惑してるし、
後継者なんてもってのほかって思ってるかもしれないけど、
きっとそれなりの宿命をもって生まれてきたんだと思うよ。
今後の経過ぜひ聞かせて。
最近夏じゃないみたいに寒いしなんか変だし……そのおばさんが書き込みってできないのかなぁ。

306 :183:03/08/14 20:41
意外にレスが付いてるんで驚きました。
私の彼女が占い師になりたがっている娘なのですが、彼女の師匠にあたる人に一連の話をした事があります。
その師匠には写真は見せなかったのですが、
話の内容は、以前から彼女が抱いていた懸念を裏付けるものだという風なことを言ってました。
要約すれば、
「地獄の釜の底が抜けかけている。このところ、この世とあの世の境が消えかかっているような気がする」
とのこと。
それを聞いた時、寒気を覚えました。

それが、現在叔母は家にこもりっきりなのかどこかへ行ってしまったのか、
連絡もとれず、家も留守(居留守?)なんです。

みんなほっといてます。
私も彼女にはこれ以上関わりあいたくない。

388 :あなたのうしろに名無しさんが……:03/08/15 19:14
祭壇云々より、(失礼だけど)そのおばさんが怖い。
メキシコ行ったのは一人?それとも同じ考えを持った人が複数いるの?
「生贄が必要」と言って、殺人事件が起きたりしないよね?

>>388
叔母の話からすると、複数で行ったようです。

殺人事件!それは無いと思います。
生贄って、もともと神か神官が選んで行うものでしょ?

最近本当に夏らしくないですね。
きのう、叔母から連絡がありました。
どうも家にいないと思ってたら、インドに行っちゃってました。

>>562
おばさまインドで何してらっしゃるの?
思うに、おばさまってお金持ちよね。いろんなところに飛び歩いて……ってこれは余談だけど……
今度は何が起こるのかなー

>>566
ライトワーク、とだけ言ってました。
国際電話はデリーの空港からです。
どうも、またそこから長距離バスでネパールへ行くとか何とか……

お金については……私にも分かりません。
常々不思議に思っていたので質問したことはありますが、
「あなたも光の働き手になれば分かることよ」と答えられましたので、知りたくも無いです。

83 :248 ◆HsptrkZmYk :03/08/28 17:02
叔母から連絡が来ました。現在カトマンズです。
ここから、ヒマラヤ山脈のほうへ北上し、
「闇の勢力によって巧妙に隠されたパワースポットが本来の役割を取り戻す為のワークをする」とか言ってます。
また、
「チベットも地球のチャクラで、チベットが解放されないと地球は真の開放やアセンションが出来ない」
と言っており、場合によってはチベットにも行くそうです。

叔母の考えていることはさっぱり分かりません。普段から言動変だし。
何の前触れも知らせもなく消えてしまうので、多分ある程度は秘密に行動してるんでしょうけど。

今度帰ってきたらカレー味のチャクラでも開いてたりして(自暴自棄)。

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