ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

中編 心霊

先生の話7:妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?(18)【ゆっくり朗読】

投稿日:

Sponsord Link

またこんなクソスレたててしまって、ごめんって、おひさしゅうございますぅ

2 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2015/03/13(金) 23:50:37.28 ID:c2SPhA8Y0.net

俺が俺なのかっていう哲学的な質問なら俺だよ。

妖怪退治の仕事をしている本物かっていう質問なら、俺は本物だって言うけど、実際どうかの判断は自分でしてくり

5 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/03/13(金) 23:57:35.78 ID:VNZ3DI9n0.net
待ってたよ!
楽しく読ませてもらってた!
だいぶ前にさ。霊は人間に幻覚を見せるだけであって、妖怪は痕跡を残すものだって言ってたよね?
その考え方だとポルターガイストとかってみんな妖怪の仕業になっちゃうけどどうなんでしょ?

6 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2015/03/13(金) 23:59:42.01 ID:c2SPhA8Y0.net
>>5
そういうことになるね。

幽霊の専門家じゃないから、幽霊のことはよくわからないけど、モノが動いたら、それは妖怪だと思う。

まぁ、幽霊が幻覚を見させて、実は人間が動かしてのに、幽霊が動かしているように見せかけるとかは、普通にありそうだね。

さて、じゃあ、大分空いてしまったけど、続き書いていきたいと思うよ。

生姜水を飲ませると、ミサトさんは激しく嘔吐し始めた。
吐いたものは確認しなかった。

まぁ、ばっちいのもあるし、暗くて見えなかったのもある。
いい匂いはしなかったね。

そして、先生は髪の毛を蝋燭に巻き終えると、カバンの中から鏡を取り出した。

この鏡だけど、そんなに大きくない、ホームセンターで普通に売ってあるようなものなんだけど。表面をガムテープで全部見えないように張っている。

それを地面に置いて、その上にロウソクを立てて、蝋燭に火をつけた。
もちろん、風から守るようにね。

そこからはしばらく、俺は美里さんを介抱して、先生はロウソクをただただ静かに見守った。

時間にして3,4分くらいたって、ようやくミサトさんの様子は落ち着いた。
胸を上下させながら、しかし、頭がひどい有様なのに、特に痛がる様子はなかった。

儀式を始める前に、彼女にはなるべく儀式中はしゃべらないでほしいと、あらかじめ伝えていたが、正気にもどった彼女は健気にも、それを守っていたのかもしれない。

まぁ、気力がなかったってだけかもしれないなぁ、と俺は思った。

そんでもって、その頃から、あたり一面に髪の毛が燃えた時の嫌な匂いが漂ってきた。

あ、ちなみになぜこんなに期間が空いてしまったかというと。

実は大学を受けることになって、仕事とかもあってなかなかこれなかったんだ。

すまぬ…すまぬ…

大学受かりました。今年の春からピカピカの一年生(23歳)っす

すると先生は鏡をトントン叩いて、ロウソクを倒した。
ロウソクはそれでも、燃えていた。

俺はそれを合図にミサトさんを支えながら、彼女をロウソクの前に誘導した。

そして、小声で、ロウソクをつばで消して。と伝えた。

先生はそれをきくと、なるべくつばを溜めてから、唾をかけなさい。
あと、息で消さないように注意するように、と補足した。

ミサトさんは首を縦に振ると、注意深く、ロウソクの火に唾を垂らして、それを消した。
先生は近くにあった石で鏡を2,3回強く叩いた。
そして鏡が割れると、ロウソクごと、それを土に埋め始めた。

ガムテープを巻いている理由は、この時、鏡の破片が飛び散らないようにするためなんだ。

鏡を完全に埋め終えると、先生はミサトさんに、もう少し頑張れるか?
と聞いた。

彼女はしばらく悩んでいたようだったが、結局最後は頷いた。

俺は結構驚いた。ただの中学生が、こうも精神力あるとは思ってなかった。

先生はそれを見ると、俺の肩をに手をかけながら、立ち上がった。

そして、詩を歌い始めた。

詩の内容は主に宴の終わりを告げるものだ。

来てくれた妖怪にひどいことをしたんだけど、それは無視して、特に触れなかった。

本来では、謝罪したり、言い訳したり、色々やらないといけないんだけど。
先生はそれをしなかった。

まぁ、妖怪退治にとって妖怪からの信頼で食って言っているようなものだから。
結構致命的なことなんだけどね。

妖怪側からしたら、宴だと思って行ったら、なんかわかんないうちにぶん殴られたんだからね。
もし、その妖怪がおしゃべりで、それがほかの妖怪とかに広まったりすると、以降、妖怪を呼んでも来なくなるかもしれない。

うちの看板が潰れかねないんだよね。

それでも、先生はそれをしなかった。

この場合、先生の目的は単純で、もっかい俺が追い払った妖怪を呼ぶつもりなんだ。

宴の終わりを告げ終わると、先生は儀式に使ったほかのものにも土をかぶせて、埋め始めた。

先生は特に何も言わなかったんだけど、俺はミサトさんを地面に座らせると、カバンからお酒を取り出して、地面に撒いた。

これは妖怪が戻ってきた時の時間稼ぎなんだけど、前に一度話したっけ?

長いあいだ仕事をしてきたわけだし、これくらいは言われなくても、自分でやった。

俺はもちろん、少しずつ撒こうと思ったんだけど。そこで、急に寒気がした。

そして次の瞬間、腕が何者かに掴まれ、酒が入った瓶を落としてしまった。

俺は来た!と思った。

もう少し時間が必要かと思ったら、結構すぐやってきたみたいだ。

まぁ、もちろんさっきのやつじゃない可能性もあるけど、8割8分くらいはそいつだろうね。

なんせ、こっちはぶん殴っといて、誤りも言い訳もしないわけだ。
相当穏やかな妖怪じゃないと、怒って仕返しに来るのは当たり前だ。

でも、妖怪は単純だから、仕返しより、お酒のほうが大きいんだよなぁ。

俺が酒瓶を落としたのをみて、先生は土を掘る手を止めた。

そして、座っているミサトさんの方に近寄った。

先生は座っているミサトさんの周りをすばやくしめ縄で囲い。彼女にそのなかでじっとしているようにいった。

そして、俺の方にずかずか近寄ってくると、邪魔、するな、何があっても、「山」と合図をしてきた。

「山」という合図は、うちでは非常につよい命令系となっていて、それを出されたら、絶対に従わないといけない。

違反したら、破門扱いだ。

俺は先生からその合図を教わってから、一度もそれを使われたことはなかった。

俺は内心でごめんなさい、ミサトさんと、彼女に謝っておいた。
先生はまだ、我聞を殺すことを諦めていない。

そんでもって、俺はその先生に従うことにした。

ミサトさんには犠牲になってもらう。

良心の呵責はもちろんあった。さっきは頭がかっと熱くなって、儀式の邪魔さえしたしね。
まぁ、それは妖怪退治として半人前の証拠なんだろうけどね。

先生はそれを見抜いて、わざと俺に隠す形で物事を進めて、既成事実を作ろうとしたが、俺が天命漏らしを聞いて、気がついてしまった。
それでも、中止にするわけには行かないから、「山」の合図

今思うと、ひとりの人間の損得を大切にしては、いけない。
自分のやることをよく考えて、冷静に、情を挟まず行動しろ、っていう意味も込められていたんだろうね。

そして、先生はまた詩を歌い始めた。

今度の詩は、三人歌だ。

三人歌というものは妖怪に大して嘘をつくときに歌う詩だ。
独特の言い回しで、嘘をつきたい事柄を、三回いう。

これで、あまり深刻だったり、明白じゃない自体であれば、妖怪を騙せる。といううちの流派の術のひとつだ。

昔から、三という数字はたくさんという意味らしい。

キリがいいなら5とか10とかでもいいのに、なぜ三がたくさんなのかというと、妖怪や神様にとって三がたくさんの意味らしい。
そこから普及したんだろね。
まぁ、だから妖怪に絡む事柄には三が多い。三尸虫とかもね。

ちなみにだけど、みんなは三人成虎っていう話を知ってるかな?

ある日、龐恭っていう中国の昔の人が魏の国の王に、もし、ある人があなたに対して街に虎が出たと言ったら、信じますか?と聞いた。

すると王様は信じないだろうと答えた。

龐恭は、なら二人の人が、街に虎が出たと言ったら信じますか?と更に聞いた。
王様は少しは疑いはじめるだろうねといった。

じゃあ、三人が街に虎が出たと言ったら、信じますか?と龐恭はまた聞いた。
王様はそれなら信じるだろうと答えた。

まぁ、つまり、本当に虎が出ていなくても、たくさんの人間がそれが本当だといえば、それを信じてしまうということだ。

この三人歌という名前はこっから来ている。
同じ事柄を三回繰り返すと、妖怪はそれを信じる。
もちろんバレバレのうそはダメだけどね。

だから、嘘をつくときは慎重に言葉を選ばないとダメだ。

もしバレてしまったら、信用を完全になくしてしまうからね。

できれば、使いたくない詩だけど、まぁ、うまく使えばこれほど効果的なものも、ないよね。

先生がついた嘘は、ミサトさんにはもう触れないで欲しい。
触れられたらいまいちばん困る。

というものだ。

妖怪は怒っているから、俺たちが困ることをしたくてうずうずしているはずだ。
俺たちの目的からしたら、むしろ、もう一回触って欲しいんだけど。
わざと逆なことをいって、妖怪を誘導した。

さらに、先生は妖怪が信じ込むようにミサトさんの周りを大切そうにしめ縄で囲った。

大切に囲ったんだから、そりゃあ、触ったら困るんだろうなって思うじゃん?

そして、詩が終わると、俺と先生はミサトさんから少し距離をとった。

去り際に、お酒の方を確認したら、結構撒いたにも関わらず、結構乾ききろうとしていた。

しばらくそのまま待っていると、風の音や、海からの波の音以外にも、なんか奇妙な音が聞こえてきた。

何かが跳ねているような音だ。

たたん、たたんって感じ?重い球体が低い位置から落ちた感じの音?
そんな音が聞こえてきた。

よく耳を澄ますと、それはミサトさんの周りのほうから聞こえてきた。

たたん、たたんっと、ミサトさんの周りを、音がぐるぐる回る。

ミサトさんのほうを目を凝らしてみると、彼女は居心地が悪そうにもぞもぞ動いていた。

141 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/03/21(土) 23:14:39.21 ID:LnL+im8/0.net
最近の妖怪事情聞きたいな!
直近の仕事は、いつでどんなのだったかとか、まだっかなぁ(((o(*゚▽゚*)o)))

143 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2015/03/22(日) 01:59:58.07 ID:9uld+nx50.net
>>141
最近はもっぱら大きな仕事は貰わず、定期的なお祓い的なもののみをやっているね。

例えば今日はとある川で蛍が今年もちゃんと出るように、蛍錦という蛍をなくしてしまう。と言われる妖怪と交渉してきた。

144 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2015/03/22(日) 02:05:50.92 ID:AWtqHvgP0.net
>>143
お疲れ様
答えてくれてありがとう。へぁーーー
虫とか動物って妖怪と必ず友好的とは限らないんだ。
いろんなのがいるねー(((o(*゚▽゚*)o)))
同行してみたいわ、、、|ωΦ*)コソーリ・・・

146 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2015/03/22(日) 02:12:54.15 ID:9uld+nx50.net
>>144
友好かどうかはともかく、いつも書いているように、無自覚でこっちに迷惑をかけちゃうことが一番多いね。

例えば、蚊は人間のちを吸うけど、蚊は人間にたいして悪意を持っている。ってわけでもないだろ?

だから交渉する必要が出てくる。

蚊にもっと栄養のあるものあげるから。
人間から血をすわないでくれーみたいなね。
まぁ、蚊は交渉できないけど、そんな感じ。

「蛍錦」の場合は、別に蛍を食べるとか、蛍を殺すとかってわけじゃないんだけど。
いるだけど、蛍が出にくくなるらしいから。

彼には毎年の夏だけ、場所を移してもらってるんだよ。
まぁ、秋頃にまた居心地のいい綺麗な川にもどっておいでー
っていつも商売のために言っているのは内緒な……

続き

近づくタイミングを図っていると、音はしばらく跳ねると、今度はゆっくりとゴロゴロ転がるような音に変化した。

俺は慎重にしめ縄の方に近づいた。なるべくゴロゴロ音とぶつからないようにね。

そんで胸ポケットからインクペンを取り出して、地面としめ縄を横切るようにインクを垂らした。

一応、これでしめ縄は切れたことになる。

ちなみにだけど、俺はミサトさんに申し訳なくて、彼女の顔を見れなかったから。
わざと彼女の背後の方に書いた。

そして、その場を離れて、もう一度しばらく様子を見た。

すると、ゴロゴロする音は線の方で消えた。
さらに、ミサトさんは前後にゆっくりとゆっさゆっさ、しはじめた。

俺はそれを見ると、急いでしめ縄と地面の線をずらした。
これで、再びしめ縄が働く。

Sponsored Link

Sponsored Link

-中編, 心霊

Copyright© 怖いお話.net【厳選まとめ】 , 2022 All Rights Reserved.