その昔、先生に恐怖とは何か聞いたことがある
5 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/09/12(金) 01:51:45.39 ID:UMV+k39u0.net
その時に先生はお前の後ろにいるもの、だとこたえた。
もちろん、俺には意味がわからなかった。
すると先生は人間にはなぜ後ろには目がないのか?
という意味のわからない質問をしてきた。
俺は分からないと答えた。
次に先生は、頭の後ろに目が欲しいと感じたことはあるか?
と聞いてきた。
確かに、あったほうが便利だなぁと俺は思った。
でも、そんなことはあんまり考えたことないなぁと答えた。
先生はそれをきくと、自然ではきっと、目が後ろにもあったほうが生き残りやすい。
でも、ならなぜ、この世の大抵の生き物には、それがないんだろうね。
進化論に従うなら、後ろに目があった生き物のほうが進化しているはずだ。
でも、例えば、昆虫の複眼でも、それは自分の後ろを見ることはできないらしい。
なら、なぜ?
答えは簡単だ。後ろに目がないほうがいきのこれるんだよ。
「それ」は後ろにいるんだよ。
振り返っても、振り返っても、見えない、「それ」は、多分、生きるためには見えては、いけない「それ」は、いまでも我々のすぐ後ろにいるんだよ。
じっといきをひそめて、見つけてもらうのをまっている。それが「きょうふ」だ。
恐怖は、いつだって背後にいる。
先生は最後にそう締めくくった。
俺は先生がかっこつけたことを言っているように感じてむかついたので、その日の先生がスーパーに行くときに背中に、「53歳童貞です」と張り紙をこっそりはっておいた。
殺陣は一回始まったら、中断はできない。
俺も覚悟を決めた。先生がなにをしたいのかはわからないが、今はもう従うしかない。そう考えたんだ。
ならば、まずは妖怪の場所を特定だ。
先生のそれまでミサトさんにやったことの意味がやっとわかった。
彼女を妖怪の「餌」にして釣るつもりなんだ。
皆も知っていると思う話だけど。
ヤマタノオロチを退治する話ってあるよね。
あれも割と殺陣の式用にならったもので、ヤマタノオロチは酒瓶に首を突っ込んで、酒を飲んでいるところに斬首をくらった。
まぁ、あの話だと、酒で酔わせるのが大切みたいな書き方だけど。
本当は酒瓶に首を突っ込んだってところに注目してほしいんだ。
つまり、半分実体がないような妖怪の首をはねるために、酒瓶に首を突っ込ませて、首の場所を特定したんだよ。
あそこでの酒瓶の役割を、この場合はミサトさんに勤めてもうことになる。
まぁ、例えがかなりわるいんだけど、うまい説明の仕方が思いつかないから。
こういう風に言うが、ミサトさんの魂をお酒として、体を酒瓶にする感じだ。
どこまで説明したかわすれてしまったんだけど、とりあえず、体に妖怪が入り込めるけど、途中で詰まっちゃうような状態に、彼女はなっている。
俺はすばやくミサトさんにその場にしゃがませた。
そして、めいんでぃしゅだよー的な詩を大声で叫んだ。
俺は心の中で10秒くらい数えた。
そして、ミサトさんの額に「下」と書かれているだろう位置をごしごしと手でこすった。
これで準備は整った。うまくいっていれば、ミサトさんに興味をもった妖怪が彼女の中に「入ろう」として、挟まって動けなくなっているはずだ。
暗闇の中、ミサトさんは微かに震えているように感じたが、光がなくて、見えなかった。
先生がいた位置から、足音がこちら側に近づいてきた。
俺は先生に位置を伝えるために、手を2回たたいた。
2回たたくのは特に意味はなかった。たた、その昔、手を三回たたくのは、キリスト教で三位一体を侮辱する行為で、悪魔をよぶってきいたことがあって、まぁ、花子さんとかを呼ぶ時も3回たたいたりするしね。
なんで、無意識の時は割かし2回たたく。
それを2回くらい繰り返すと、先生は俺の肩に手をかけた。
俺は先生の手を掴んで、ミサトさんの肩にそれをかけた。
そして、俺はミサトさんから離れようとした。
俺はこの時点、このあとどうするべきなのか知らない。
殺陣の最後の部分は半人前はしっては、いけないってことになっている。
無暗にやったりしないようにね。
しかし、その時だった。
俺の脚首あたりが、何かにつかまれた。
位置的にはミサトさんだろうけど、でも、確信を持てる。彼女じゃなかった。
イタチとかでもなかった。
理由はわからないんだけど、本能というか勘というか、そういうのが違うって、掴んできたといっても、ものすごい力じゃない。軽く触れてきている程度だ。
俺は迷わずそれを振りほどいた。
掴んできた何かは簡単にほどけた。
俺は急いで、そこを離れようと、5,6歩ほどすばやく脚を動かした。
その時、唐突に、ミサトさんがぼそぼそと何かを言う声が聞こえてきた。
「ももの、こざえ、みりたたた、ほしえみ…」だがなんだが、そんな感じだ。
その音が耳に入った瞬間、俺の体はぞわりと嫌な冷や汗がなぜかわいた。
そんで、なにかがすっと体から抜けていくようなそんな感じの感覚にとらわれた。
クスクスクス。遠くから、何かが笑うような声が聞こえた。
俺はやばい!とおもった。
ミサトさんがつぶやいていたのは「天命漏らし」だ。
俺は先生たちがいるほうに体を向けた。
暗闇の中、先生がもぞもぞ動いているのは分かる。
でも、なにが起きているのか把握はできなかった。
一体何が?そう思った時
何かに激しいタックルを食らわされた。
俺は混乱したまま、倒れた。そして、タックルしてきたものはそのまま俺に馬乗りしてきた。
その時ふわりと、いいにおいがした。
ミサトさんの髪の匂いだ。
ミサトさんは俺に馬乗りになったまま動かなかった。
彼女は割かし細いほうだったし、その時期の俺は腹筋とか何とかして、割かし鍛えたんだけど。
彼女をどかそうとじたばたしたのに、彼女はびくともしなかった。
そんで、そのまましばらく沈黙したままの時間が流れた。
先生がやってくるような気配はなかった。
時間に経つにつれ、俺も冷静になった。じたばらするのをやめ、耳をすませた。風の音と、俺の心臓がどくどくいう声しかしなかった。
どれくらいたったか、いつも通り自分の中で数えることができなかったので、激しく不安になった。
体感かなりの時間のあと、ミサトさんの息遣いが俺の顔に近付いてきた。
彼女は俺の耳元でぼそぼそ、しゃべりはじめた。
残念だけど、彼女がなにを言ったのかは、みんなに教えらないんだけど。
ただ、その時になってやっと俺は理解した。
搬山流とは山を運ぶという意味の流派だ。
俺はずっと、それは山を運ぶだけの意志の強さをという意味だろうと思っていた。
でも、それはあくまで半分が正解で、うちの流派がやろうとしていること。
運ぶべき「山」がほんとうにあったこと。
あの時、あの墓地で、俺の妹が出会ったもののこと。
ずっとおかしいと思っていたこと。
俺の一家に深い憎しみを持っているはずなのに、俺をいまだに野放しにしているイタチのこと。
苦しめるためだと、無理やり納得していたが、その本当の理由のこと。
かつて、東南アジアのあの燃えた家で、俺はなぜか助かったこと。
先生がいまやろうとしていること。
まぁ、これなら確かに合点だなと。俺は思った。
ミサトさんの言葉で、俺は自分の経験に色々と合点がいった。
しかし、「天命漏らし」は聞いたほうも、しゃべったほうも、そのどちらのほうも寿命がちじんでしまう。
なので、そのまま聞いていたいという気持ちも大きかったが、何とかしないといけないと、俺はあせった。
先生の本当の目的もやっとわかった。ミサトさんをたすけるためじゃない。先生は彼女の「天命漏らし」の内容を阻止したいいんだ。
そして、殺陣の目標はミサトさんの中に入っている妖怪じゃない。
如是と我聞の話をしたよね?
その我聞のほうを殺すつもりのはずだ。
そのためにはまず、「如是」にあたるミサトさんを死なせたと、「我聞」に勘違いさせることをしないといけない。
その手段として先生がやろうとしていることは、ミサトさんの寿命をほとんど「天命漏らし」させて使いきらせるつもりだ。
先生は妖怪を宴会でいい気分にさせたあと、お願いごとを言わないといけないところで詩をやめた。
妖怪からしたら、突然宴会に呼ばれて、飲み食いして、そんで、あとはどうぞご自由にー
って感じに放っておかれたようなもんだ。
ここで儀式をした俺たちと、妖怪の間に一種の借りのような状態が発生する。
つまり、妖怪が宴会を開いた先生や俺に対して、本来は何かしらお返しすればそれで因果がつりあって、双方気持ちよく宴会を終えるはずだったのに、こちら側はなにもお願いしないから。
妖怪は俺にたちに対して借りができた。
そんで、妖怪ってのは借りを作りたがらない。
因果が生まれちまうからね。
なので、妖怪はこれを返そうとする。
もちろん、人間なら借りを返そうと思ったら、相手が喜びそうなことを一生懸命考えたりするけど、妖怪はそんなまどろっこしいことはしない。
先生はミサトさんをその場に「用意」したんだ。
妖怪はかつてミサトさんに「天命漏らし」させた。
なら、ここに呼んだのはそれをもう一回させるためだ。
妖怪は勝手にそう判断するらしい。
どういう思考の飛躍すれば妖怪がそんな風にこの儀式をとらえるのか知らないが、彼らは割かしとりあえず繰り返すことがすきなようだ。
先生は、妖怪のこの繰り返しを狙った。
先生が詩を止めた時に、先生の目的を察せなかったのからも分かる通り、おれはまだまだ青いようだ。
しかし、俺からしたら、先生のそんな都合は聞かされていないし、意味がわからん。
確かに俺もミサトさんの言葉で色々とわかったけど、でも、まだ遠いことだし、そのためにミサトさんの寿命を使いきるのはおかしい。
大体、先生はミサトさん寿命が尽きたに、そのフォローとか入れるつもりなのだろうか?
先生のことだし、使い終わったら、襤褸雑巾のようにぽいって可能性だってある。
まぁ、混乱していたし、俺は割かし予定がはずれるとてんぱっちまうタイプなので、とりあえず、この場はミサトさんを助けようと、無意識に体が動いた。
あらかじめ、袖の下に隠していた、奥の手だ。
奥の手の名は前のスレとかにも一度出したが「洗心術」
うちの流派には全部で四法三術が伝わっているんだけど。
その中でも、威力は下の下の下。
正直ほとんど役に立たない。
ただ、この術は「術」であるにもかかわらず。
高めると「道」につながる珍しい「術」だ。
しかも、現代でも修業できるお手軽のもので、たぶん、みんなも修業できる。
そんで、まぁ、威力に目をつぶるとしても、習得するためにはひたすら時間がかかる。
皆は君子剣というものを知っているかわからないんだど、それににたものだ。
自分の心を磨き、剣のようにとぎ澄ます。それが「洗心術」
具体的な修業方法はとても簡単。
「一日三自省」だ。
つまり、日常生活の中で朝昼晩に3回、またはそれ以上、時間を設けて、自分の行動を思い返す時間を設ける。短くても10分は必要らしい。
一番重要なのは、自分の行動で自分が後悔するような要素があるかどうか考えることだ。
そんで、後悔があった場合、自省の時間がおわったら、すぐに後悔の原因をなるべく取り除きに行く。
例えば、告白しようとしてうじうじしていたら、タイミング逃した。
そんで自省の時間で、それが自分にとっての後悔だったら、すぐに告白しに行く。といった感じだ。
これをひらすら毎日繰り返す。
そんであるとき、自省をしても何の後悔もないときがある。
この状態が1週間続くと洗心術は小成する。
自分の体と心がまっすぐに一本の芯を通すようになり。
つまり、「正直」に至る。
そうなると、自分の行為や言葉のすべてに自分の心がそのまま表れる。
「寺生まれのT」の話はみんなからわりとばかにされてるけど、でも、俺的にはあれにもわりかし現実味もある。
もちろん道行も必要なんだけど、「洗心術」を極めた人間は、魑魅魍魎にたいしては「破ァ」と一喝するだけで退散させることができるという。
言葉に自分の魂をそのままのせて、相手にぶつけることができるからだ。
この術を小成させるためには個人差が激しい。
短い人で1年、長い人で60年が必要だ。
鬼についてだけど
この漢字はもともと中国のほうでは幽霊って意味合いがでかい。
そんで、日本での鬼って、ヒト型でなんか普通に見ることができるよね。
つまり、鬼というのは本来人間であるということが見て取れる。日本の昔話だと、女の人が鬼になるとかの話が割とごろごろしてるよね。
丑の刻まえりとかも、鬼になるための儀式だし。
夜は幽霊とか妖怪とか信じてないなら出歩いてもいいと思うよ。
一番良くないのは妖怪とか幽霊とかを戦々恐々となりながら出歩くこと。
そういう人は一番狙われやすい。
怖くないのなら、相手側が逆に怖がる。
西洋の恐怖というイメージは自分以外の何かにあると考えられているんだよ。
例えば、映画でも、西洋のパニック系はエイリアンがでたり、プレデタ―がでたり、小説とかなら、クトゥルフがそうだね。
つまり、人間にはどうしようもないもものを怖いと感じる。
でも東洋では、恐怖は自分の内面にあると考えている。
「きょうふ」って妖怪は、いつだった自分の後ろにいるって話をちょうどしたけど、まさにそんな感じかな?
あと、夜に怖い時に歌ったりすることもあるだろうけど、実はこれよくないらしいよ。
理由の詳しいところは覚えてないんだけど、確か風水的に、自分の体の中にある陽の気が逃げて、陰の気が入るから。
なので必要最低限しか口を開かないようにするのがいいらしいけど、まぁ、怖いなら仕方ないだろうけどね。
頭の中で歌う分は、いいと思うよ。
怖さを紛らわすには、心理学だと感情の転換がいいらしいよ。
怖さは怒りや悲しみに転換しやすいらしいから。
あとは、個人的には星でも見てノスタルジックになったりするのがやりやすいかな。
さて続き……「洗心術」についてだっけ?
俺はこの時、洗心術を小成するくらいの領域だった。
いわゆる後悔をしない状態かな?
まぁ、そのかわり、あきらめとかそういう感情が多くなったんだけど。
これを解決できれば大成の域だね。
修業法は前にも変えてある通りの奴と、あと、あれだけじゃあ、実際に、使えものになるかというとならないので、同時に色々やったりもしたんだが、企業秘密ってことで、俺の場合3年でここまで来たんだが、先生には使えるようになったと教えていなかった。
いざって時の物にしたかったからね。
そんで、小成の域だと、さすがにTさんみたいに「破ァ」っていうと何もかも解決には、いたらないので、小道具を用意している。
物理的なもので、アマゾンで買った小さな拡声器だ。
まずは、自分の中で感情を作った。つくる感情は怒り。
感情の作り方は演劇の本とかかって勉強したんだけど。
怒りの場合は、最初、からだから入ると簡単らしい。
つまり怒ったときの体の反応かな?わなわなしたり、歯を食いしばったり、拳を握り締めたり。
そんで今までの怒った出来事とかを思い出したりしてね。
まぁ、体感時間はわりとあったから、余裕は結構あった。
そうしていると、本当に無性に腹が立ってきた。
なにが「天命漏らし」だよ、なにが新しい弟子だよ。
こっちは、可愛い中学生だとわかってわりと嬉しかったんだぞ!
とかなんとか自然と頭に浮かんだ。
拡声器のスイッチを手探りで開けて、俺はそれを口に当てて、「ぬぅんー」とかそんな感じに適当に叫んだ。なるべく言葉に怒りを込めてね。
ミサトさんは急に俺が声を上げたのにびっくりしたように、びくんと飛び上がった。
それと同時に、こっちにっざっざって急いでかけてくる足音が聞こえた。
足音は俺のほうに近づいてくると、何かに胸倉を掴まれ立たされた。
暗闇の中顔はよく見えないけど、息遣いは先生の物だった。
先生はなにも言わずに俺の腹にパンチをいっぱついれた。
このころになると割と鍛えてたので、あんまり痛くなかった。
でも先生の言いたいことはわかった。
「余計なことはするな。」
先生はそう伝えてきたんだ。
そして、ミサトさんのほうから、彼女が声をあげて泣く音が聞こえてきた。
っち、と先生のほうから舌打ちする音が聞こえた。
そんで先生は荷物が置いてあるほうに向かうとがさごそと物を探し、懐中電灯を取り出したのか、明かりをつけて彼女のほうを照らした。
先生が明かりをつけるってことは、妖怪はもういないらしい。
なんだかんだ俺の術が通用した!と少し喜んだが、すぐに、俺はぎょっとなった。
ミサトさんは地べたに座り込み、泣いていた。
体中に泥やら砂やらがついている。確かに、俺に馬乗りやらなんやらしたが、そンなことがあってもいくらなんでもこの量は……って感じについている。
しかも。
彼女は手でぶちぶちぶちとものすごい勢いで自分の髪の毛を引きちぎっていた。
俺は先生のほうに急いでどうしますか?って感じに合図を送ったんだが、先生は首を振って、ストップと返事した。
俺は先生にしたがった。
助けたくないわけではないが、髪をむしるくらいなら命の危険はないだろうし、それに先生の目的も達成できそうだった。
髪の毛というのは昔から命の代わりと考えられていて、それを全部とると、一回生まれ変わることになる。
まぁ、お坊さんになるときとかにも一回全部剃るよね。
あれは煩悩とかをすてるんだけど、つまり、一回しんで生まれ変わって、真白の状態になるので煩悩も全部消えるみたいな意味があるのかな?
昔の話だと、三国志の時代農民を安心させるため、曹操は麦を踏みつけたものは死罪になる軍紀を決めた。
だけど、あるとき曹操自身がそれを間違って踏んだ。
曹操は自分の命を絶たないと、軍紀が護られなくなると考え、曹操は自分の首の代わりに髪を深く切り、髪の毛で自分の命の代わりにした。
という話もあるくらい、髪の毛は大切なんだよ。
まぁ、でも、それは昔の人が髪の毛が命の代わりとなる、と信じてるから。
代わりになるのであった、今だとそうでもないのだが。
今回の状況ではどうやら髪の毛はなんとか命の代わりにできそうだ。
よく幽霊とか妖怪とか悪魔とかそういうのが乗り移ると、自分の髪の毛をむしるとかそういうこと聞くよね?
まぁ、聞いたことなくても、そうなるみたいなんだが…
人間は自分の命がものすごい勢いでなくなると、かわりに髪の毛をむしって、それを代わりにすることがあるらしい。
この時に、ちゃんとした措置を取ると、髪の毛を身代わりにできる。
ミサトさんが髪の毛をがしがしむしっているのを見て、俺は、いい匂いがしたのにもったいないなぁとかおもった。
俺は髪ふぇちなのかも。
そんで、彼女の頭皮の一部も向けてしあったのか、だらだらと、血が流れ始めて、かなり悲惨な様子だった。
しばらく待つと、彼女は髪の毛を全部むしり取った。
それを見た先生はすばやく動いた。
むしられた髪の毛をなるべく集めて、それを蝋燭に巻き始めた。
俺は急いで荷物のほうから塩入生姜水をとりだし、それをむりやり
まだ泣きまくるミサトさんに無理やり飲ませた。
624 :名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2014/09/22(月) 21:28:44.24 ID:7lpcwXqu0.net
>>1
オススメの本教えてくれって!
627 :1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/:2014/09/22(月) 22:15:31.74 ID:+XJVCl0S0.net
『厚黒学』って本おすすめ~
人が英雄になるためにはどうするべきか考えた抜いた結果、あつかましく、腹黒く生きれば英雄になれるとかなんとか……そんな感じの話。
中国人の人間性がおかしいのはここから来てるのかもね。