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中編 心霊

太平洋側の島の話:妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?(1)【ゆっくり朗読】

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妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?

6 :1:2013/07/17(水) 21:49:47.00 ID:AtSO6Bij0

22歳男。中卒、身長174cm。
まだ駆け出しで、流派は一応「搬山」ってやつ。
顔はイケメンだと支障が出るから、ブサメンよりのフツメン。
童貞。これもそっちのほうがつごうがいいから。

うちの実家、田舎だったんだけど。
小さい頃、一回変なのに憑かれて、退治しに来たのが俺の先生にあたる人。
うちの家族ほとんど死んじまったから、先生に引き取られて今に至る。
先生は京都大学の文学部の考古学専門だったらしいけど。

月収はとくにない。たまにお寺とか神社とかからい依頼来て。
それで見積もって、お金もらってる。

まぁ、大体一回くらいで100~300万。やばいヤマなら1000万以上は、いくね。
でも、そういうのって基本2、3ヶ月くらいに一回しか来ない。

妖怪って本当はあんまり河童とか、天狗とかみたいにカテゴリされてなくて、全員が全員ちがうものなの。
だから、その場に合わせて対策考える。

うちの流派はどっちかというと結構無理やりに解決するのが多いかな。
他とかだと風水とか陣とかやるとこもあるけどね。

例えばこの前の先生のした仕事で、わるい座敷わらしみたいなやつ退治したんだけど。
お札ぺたぺた貼って普通に家燃やしてたww
まぁ、効果は早い分乱暴なんだよ。

妖怪の漫画とかだと。結構そういうのとは交流できたりするけど、実際そんなことはない。
ほとんど自分の寿命をお金を交換してるようなもの。

ちなみにお札とかなんだけど。
自分たちで作ってるわけじゃなくて、徳の高い偉い人にお願いしてる。
めっちゃたかい。

妖怪っていうと、京都、出雲、遠野のイメージ強いけど、表現しずらいけど、そういう場所にいるのは昔、時の天皇がちゃんと陰陽師とか通して契約したやつだと思う。

外国とかだとよく王朝が変わったりするけど、日本はほとんどずっと天皇家なのはそのため。
天皇の権威がないとかなりヤバいことになるらしい。
実際、仕事するときは、天皇の写真もってるwww

他にもいろんな場所にもいるよ。大抵そういうはぐれメタルみたいなやつが危険。

たぶんやつら敵って概念ないのかも。
悪いやつは害虫みたいなやつで、ただそこにいて悪さをするw
悪意とか感じたりするかもだけど、それはあくまで習性の一環。
昔だと式神様とかそんな感じのやつに手助けしてもらっていたらしいけど、最近はそういうのができなくなってる。
一番大きな原因が、天皇家が契約の更新みたいなのをしていないから……
っていうかできなくなった。
結構戦争でいっぱい人死んで、そういう分化が途切れちゃったんだろうね。

妖怪と神社は、関係しているところは関係しているよ。
お稲荷様だけど、ウィキペディアに結構詳しく書いて合うよw
びっくりするほどね。

それ関係で思い出したんだけど、九尾のキツネいるじゃん。あれって悪いきつねの代表格みたいなもんだけど。
描写を見る限り、どうしてもいいきつねのはずなんだよなぁ……

うちらは、陰陽師とはちょっとちがうかも。
そっち系の流派の人はちゃんと理屈があって、こうしたら、こうなるから、こうするべき的なものがある。

でもうちはもっと乱暴で、ただ、今までの経験でこうすればよくなるよ!確信はないけど!みたいな感じ。

では、始めます

書きだめとか一切ないからご勘弁。

あと、いろいろこっちの都合もあるから隠す部分も多いかな。
中卒だからいろいろ言葉おかしかったらごめん。

多分いまから2、3年前くらいの話かな?

その時も普通に師匠に仕事あるって言われて、ついていったんだけど。
場所は某県で、太平洋側の島の話。
島といっても、結構近くて、橋がつくられる計画とかもあったらしくて、宿とかたくさんあった場所だった。
まぁ、一回したいってないから、今はどうなったか知らんが。

事前に師匠から話を聞く限り、あまりやっかいなヤマでもなかった。
まぁ、よくある系の、家になんかいるみたいな感じのやつで、

・布団をだすとよく獣の毛みたいなのがはさんである。
・屋根裏からトントンと足音みたいなのが聞こえる。
・いろいろ調べたけど、何も出てこない。
・子供が夜トイレに行くときに「へんなもの」をみた。

……みたいなものだった。

その家はかなり古いもので、戦争の間の空襲からも生き残ったという、すごい物件だった。
相談のルートはよくわからないけど、その島の漁業組合みたいなのがあって、そこの歳とった人から紹介されたみたい。

その一家の構成は子供一人と、その親、そして、半身不随で迷信とか、かなり信じてるおじいちゃんの4人だった。

4人にしてはすこし広い家だったんだけど。

まぁ、こんなもんかと、現地に到着したらさっそくオウチしらべ。
一周して俺は特に何も感じなかったんだけど、先生はどうおもったかしらん。
とりあえず、布団に挟まってた獣の毛とかをみせてもらったんだけど。
俺の知識的ではそれだけじゃあやっぱり何とも言えなかった。

でも、先生の見立てでは、その動物の毛が毛女郎に似たなにかだっていわれた。

まぁ、さっきも言ったように、妖怪は種類なんて存在してなくて実はみんな違うんだけど。
でも、いちおうこんな感じのものかなぁ?みたいな経験則で、むりやり色々分けてるみたい。
そんでその毛女郎ってのは昔の風俗。遊郭だっけ?によく出てくるやつで、子供が「へんなもの」といったやつは一応ヒト型という話もあったから。
先生はその線で進めることにした。

それで、その毛が誰の布団によく出るとかそういうのはないのか?って聞いたら。
どうやら、おかあさんの布団からよく出てくるらしい。

あ、ちなみに布団にどんな感じについているかというと。
猫とか犬とかがソファ荒らした後、毛がたくさんついているって感じかな。

でもその妖怪って風俗に多いんですよね?って先生に小声で聞いたら、
「依頼主のそこら辺はあんまり詮索するな」っていわれた。
その家が悪いのかどうかわかんないんだけど。
その時点で、もしかしたら、って考えが浮かんだ。

とりあえず、こういう系の妖怪は駆除するのは簡単だけど、すぐに戻ってくるという厄介な奴だから、まずは、駆除。
そんでそれから戻ってこないようにするための措置、ってだんどりになった。

まずは家の四方に縄で囲んで、東南側をあけておく。
理由きかれてもよくいえないんだけど、まぁそういうもんだと思ってくれ。
そして専用のお香みたいなのをたくさんつけて、家をもくもくとさせる。
一通りお香がたき終わったら、ロープに火をつけて、ゆっくりと燃えて一周するのを確認する。
燃えきれば妖怪はでていったことになっているらしいんだけど、その日は素直にでていってくれなかったらしい。

なので、少々めんどくさいことになった。

妖怪と幽霊の違いは、妖怪のほうがあまりしつこくないっていうところなんだけど。
しつこい場合は大抵何か理由があるから。

そういう場合、一番手っ取り早いのは家をヒャッハー!すればいいらしいけど。
もちろん、その時はそれができなかったから。
歌?みたいなのを歌うことにした。

歌の歌詞は企業秘密だからいえないけど。
大体の意味合いは、
こんにちは!陰陽師のなになにのすじをうけついだ何代目なになにです!
昔きちんと天皇との契約のうんぬんを知っている。ナのある主なら名前教えてっちょ。
まぁ、おしえてくれないとしてもいいさ。でもここは人間の住むところだから、出ていってくれないかな?
もちろんタダでとは、いわないから、なんかあげるよ。
おねがいしますよ、おねがいします。
……のようなやつだ。

この歌を歌うのは決まって夜っていう規則があるんだけど、それも理由はよくわからない。というか多分先生もその歌の意味を完全に把握してないと思う。

歌い始めてからすこしして、俺的には耳鳴り?みたいなのがして、屋根裏のほうから軽くとんとんって声がした気もした。
そんで歌っていうか詩ていうか、それが中盤のあたりになって、俺は部屋の電気全部消して、蝋燭を部屋の東側につけた。

先生が歌ってたんだけど、そのろうそくが消えるまで歌った。
消えるっていうのは蝋燭の火が最後まで燃えて消えるって意味じゃなくて、なんか急に消えるっていう意味でねw

あ、忘れてたんだけど、その間、一家はどっか別なところに泊ってもらった。

蝋燭が消えると、先生も歌うのをやめた。
辺りはシーンとなるんだけど、なんていうかな……生き物みないなものの息遣いがひとつ増えた気がした。
そして、そこで俺の仕事が来た。童貞であった俺の。

簡単に言うと自慰行為をした。
そんで、放出したものを特製の紙に包んで、それを燃やさないように気をつけつつ、火であぶりながら、外まで持って行った。
その間、先生は家の周りにまた縄で囲い玄関のほうだけ開けておいた。
そして、俺が出ると、その縄を完全に玄関も囲むようにして、縄をしめて、『締め切った』という。

俺はそこで放出液をを燃やした。

さらに、夜風にさらされながら、そこでもう一発抜いた。
まぁ、普通2回くらいなら、なんとかなるんだけど、その時は結構俺はヘトヘトになった。

短いけど妖怪駆除は大体こんな感じかな。
すまんが、いくつかの過程は隠させてもらった。

あの家だけど、奥さん浮気してたんじゃないかなぁとか、帰りに先生と話した。

わりと安全だったヤマで、お駄賃もそんなすごくなかった一件。
でも、射精したのが、かなりいまだに印象に残ってる。

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