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短編 山にまつわる怖い話

女ひとり山道走る

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旦那の実家に交代で運転しながら車で帰省したんだけど、旦那が急用で会社に戻り、出張しなきゃいけなくなったため急いで飛行機で帰った。

仕方がないので私だけ数日旦那の実家で遊んだあと、片道七時間の距離を一人で運転して帰ったときの事。

田舎の山道の景色があんまりキレイだったから、高速に乗るインターをひとつ先にして、ちょっと山の中を走ろうとしたんだ。

時々そういうルートで帰るから道はだいたい知ってたし、ナビもあるし。

……のつもりだったんだけど、うっかり間違えて入った山道がすぐに細くなってUターンもできなかった。

でもまぁ間違えたら間違えたで、新しいコースをナビが指示してくれたので特に心配することもなく、山の中の舗装もされてない道だけど指示されるままに走って行った。

そしたら回りに何もない山の中で、三十代か四十代ぐらいの男の人が手を振っていた。明らかに私に向かって手を振ってるようだったけど、正直ちょっと怖かった。

でも、こんな山の中で迷子になったのかな、と思ったら素通りは出来なかった。

それでドアロックはしたまま車を止めて、窓を10cmぐらいだけ開けたら

「道に迷って困ってるから広い道路まで乗せて行ってほしい」と。

でも、なんでこんなところで道に迷ったのだろうと言う疑問からその男性の恰好を見たら、トレッキングとかしてたようでもないし、標準語で地元の人間でもなさそうなのに、ここまでどうやって来たの?とか色々わかんない事が多すぎた。

そうなるとやっぱり私も一応女なので、身の危険も考えるわけで。

一人旅の女性が殺された事件なんかもあったし、女ひとりの車に乗せるのはちょっと怖かった。なのでハッキリ言うことにした。

「ごめんなさい、物騒な事件が多いから乗せることはできません。そのかわり、ナビによるとこの先で町に出るのでこの道を真っすぐ向うに歩いて下さい。こっちに向けて助けを呼びますから」

と言うようなことを言った。そしたら

「えええ、乗せてくれないんですかぁ?ひどいなぁ」

と、ちょっとおどけたふうに言われた。

それでも再度「ごめんなさい、急いで呼んできますんで」って言ったらチッ!と舌打ちされた。

今思えば私の中で警報機が鳴ってたんだろうと思う。

それからゆっくり急いで山道を走り、最初に見つけた雑貨店みたいなところで事情を話して駐在さんに行ってもらうように連絡してもらって帰ってきた。

一応携帯番号はメモを残してきた。

帰宅後、雑貨店に電話してその後どうなったか聞いたら、反対側の町まで二往復走ったけど誰もいなかったらしい。

あの時、親切心を出して乗せていたらどうなってたんだろう。

何もなかったかも知れないけど、怖い想像しかできない。

夫にはめちゃくちゃ怒られた。

いくらドアロックできるって言ったって女ひとりでそんな山道走るなボケ!って。

そういう時は間違えたと思った地点からゆっくりでいいからバックで戻れって。反省しきり。

775 :おさかなくわえた名無しさん:2013/11/25(月) 22:46:22.10 ID:1Q/dDFCc

(了)

 

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