ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖い話ネット【厳選まとめ】

短編 ほんとにあった怖い話

侵入者

更新日:

この前、同棲している彼氏が飲み会で遅くなるかもと言うので寝ないで待っていました。

250 : 2006/01/12(木) 00:01:39 ID:HbcY8IOAO

しかし深夜二時を過ぎても帰らないし、携帯はどうやら充電切れの様子。

終電までには帰るって言ったくせに……!

むかついたので先に寝ることにしました。

布団で目を瞑り「あー、もう少しで寝れそう」って時に玄関の鍵が開く音がしました。

「今頃帰って来やがって!」

私はそのまま寝たふりを決め込むことにしました。

電気をつけないまま、ゴソゴソと衣擦れの音がしました。

荒い呼吸からアルコールとタバコの匂いが伝わり、私はますますイライラしました。

彼は酔って帰るといつも求めてくるのですが、今日は絶対断ろうと思っていました。

ギシ、という音とベッドの足元の辺りが沈み、彼が入ってこようとしてるのがわかりました。

そして彼が私の上によつんばいの形になった時、気付きました。

この人、誰……?

私の彼氏はアンガールズ並にガリガリです。

その時私に触れていた肌はひんやりとやわらかい贅肉の感触がありました。

恐る恐る目を開けると、見たこともない四〇前後の太った男が、テーブルの上に置いてたハサミをくわえて、私を睨んでいました。

 

 

 

全裸で。

「あ゙ーーーーー!!」

悲鳴を上げようとしたのですが声になりません。

私は必死にもがいてどうにかベッドから転がり落ち、十二月の寒い中、部屋着のまま裸足で外に飛びだしました。

アパートの玄関辺りで帰ってきた彼氏とはちあいました。

パニックで上手く声がでませんでしたがなんとか状況を説明しました。

二人で部屋に戻ると、そこにはもう誰もいませんでした。

フローリングの床が水浸しで、台所の食器に赤っぽいものがついていました。

その後はしばらくホテル暮しをして、少し離れたアパートに引っ越しました。

それにしても、男がどこから鍵を手に入れたのか今だにわかりません。

スムーズに開いていたので、ピッキングとかではないと思います。

置き鍵とかも一切してないし、彼と私の分しか合い鍵はありません。

新築だったので、私たちの前には誰も住んでいないはずですし……

それからはアパートの大家さんに断って、四ヵ月に一回ぐらいで鍵を付け替えています……

(了)

 

獄・百物語 [ 平山夢明 ]

Sponsored Link

Sponsored Link

-短編, ほんとにあった怖い話

Copyright© 怖い話ネット【厳選まとめ】 , 2018 All Rights Reserved.