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戦慄のヤバイ心理テスト

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ある集団で実施されたゲームです。良ければ皆さんも試してください。

909:あなたのうしろに名無しさんが……:03/07/1102:01
心理テストが流行していた当時、結局あまりアテにも出来ないゲームのようなものだ、ということがわかりました。

そういう話題を踏まえたうえで、信憑性のある心理テストはどういうのがあるのか、そして何の役にたつのか。

ある日、俺を含むその集団に紙切れが配布されました。

「誰にも見せないように。相談して書かない様に。内容を他の人に公表しないように」

と、紙切れを配布した人は全員に注意を促しました。

「では、その紙切れに、自分が一番なりたくない職業をかきなさい」

我々は記入し、四つ折にして記入した文字が見えないようにしました。

紙切れは回収され、四〇数名の『一番なりたくない職業』が無記名で発表されました。

一番『売春婦』

二番『ヤクザ』

三番『汲み取り屋さん』

他には保険のセールス、キャバレーの呼び込み。

変わったところでは医者、芸能人、露天商などがありました。

これは実は潜在意識のテストで、ゲームではありませんでした。

一番なりたくない職業。実はそれは……

潜在意識で『なってみたい職業』だったのです。

これをやると厄介な事に、意識にすりこみが発生します。

「自分は、実はヤクザになりたいのか……」等です。

実際、このゲームをしてから数年経ちますが、一人ヤクザになりました。

その人は紙切れに『ヤクザ』と記入していました。

その後、五十問の意識調査が行われましたが、覚えているのは最初に行われたこの心理テストだけです。

(了)

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