ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖い話ネット【厳選まとめ】

短編 洒落にならない怖い話

移動する栓抜きと海でぶよぶよしたものを踏んだ話【後でじわじわくる怖い話】

更新日:

Sponsord Link

私にとってかなり怖い実体験です。

517:本当にあった怖い名無し:2005/08/10(水)01:22:49ID:24o0G9d00

私の母の実家が青森県にあるので、夏休みは八月の十四日から一週間ほど家族で里帰りをするのが毎年の恒例でした。

五年程前、生まれて初めて私は下北半島というところに行きました。

そこにも親の親戚が住んでいて、その人に会いに行ったのですが、夜は海の近くのペンションに家族で泊まりました。

次の日は近くにある入り江に、兄と妹と母と出かけました。

結構急な坂の下にあった入り江は、人も少なく、とても綺麗でした。

私が海に入ろうかと思うと、先に入っていた兄が、何か慌てた様子で海から上がってきました。

「何かぶよぶよした物踏んだ!結構デカイしヌメヌメしてて気持ち悪ぃ!ここは止めといたほうがいい!」

母はタコか何かだと言っていましたが、周りには人もいなくなっていて、何か薄気味が悪いので、結局親戚と、もう少し離れた海で遊ぶ事になりました。

それでその夏の青森県への帰省は終わりました。

でも帰りの車の中に妙なものがありました。

それは例のペンションの台所にあった栓抜きでした。

ビンの飲み物なんて誰も飲んでないし、誰もいじった覚えはありませんでした。

変だなぁ……と思いながらも、まぁ栓抜きはそのままにされてました。

二年程前の冬に、こちらに働きに来ていたオジが、青森に帰るので車を貸しました。

何事も無く帰ってきたのですが、ひとつだけおかしい点がありました。

栓抜きが無くなっていました。

オジは栓抜きがあったことすら知りませんし、後部座席のポケットに入ってたものを誰かがいじったとも思えません。

でも半月ほどした後、栓抜きのありかがすぐにわかりました。

車を借りたオジが、のちに買った新車の後部座席のポケットに入っていました。

オジが新車の掃除をしていた時に見つけたそうです。

それでもそのときは、気味が悪い程度で済まされていました。

オジがその新車で青森に帰省した時の事です。

また誰がいじったわけでも無いのに、栓抜きはなくなりました。

それからしばらく栓抜きの行方は分からなくなりました。

その年の大晦日に、私の家に母の実家から電話がかかってきました。

「〇〇(母の名前)が言ってた栓抜きだけど……パパ(母の父)のお仏壇の奥から出てきたんだけど……どうしたら言いと思う?」

母はそれを聞いたときのことを忘れませんでした。

電話をしながら不意に見たパパ(母の父)の写真立てが黒く濁った後にびきびきとひびを入れて割れてしまったらしいです。

今、栓抜きは母の父の仏壇に供えてあります。

でもまたいつか移動するかもしれません。

Sponsored Link

後日談

例のペンションに私の叔母が友人と泊まったらしいのですが、その後に聞いた話です。

例のペンションの近くには崖があったのですが、そこは有名な自殺の名所だったらしいです。

私たちの泊まる前日にも学生が自殺していました。

それ以外にも何人かの遺体は行方不明だったらしいです。

夜になると、その見つかってない死体が崖を上って例のペンションにやってくるので、そこでは毎晩夜は永遠とお経を流し続けているそうです。

そして兄が海に入ったときに踏んだものは……

水を吸ってぶよぶよに膨らんだ死体だったのかも知れない可能性が高いのです。

私たちがそこを去った後、ちょうどその入り江に死体が流れ着いたそうです。

水を吸ってぶよぶよに膨らんで、体液で表面がヌメヌメした死体でしたが、一部分が踏まれたみたいにくぼんでいたそうです。

そして入り江には私たちの他にも数人の人がいたはずなのですが、そのペンションにその日泊まっていたのは私たちだけでしたし、地元の人はそこに近づかないらしいです。

もしかしたらその人たちも、打ち上げられていない死体なのかもしれません。

(了)

 

最強の都市伝説 2 RYU SELECTION / 並木伸一郎

Sponsored Link

Sponsored Link

-短編, 洒落にならない怖い話

Copyright© 怖い話ネット【厳選まとめ】 , 2019 All Rights Reserved.