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短編 洒落にならない怖い話

山の冥い湖

更新日:

釣りが趣味の俺が体験した話。

396 :本当にあった怖い名無し:2015/08/14(金) 20:39:30.98 ID:KJ5DScyi0.net

内陸部に住んでて海になかなか行けないから、俺はよく仕事終わりに近くの山にある湖に釣りに行くんだ。

その日はちょっと仕事が忙しくて会社出たのが大体二十時くらいだったかな。

釣りに行くつもりで道具一式車に積んじゃってたし、ストレスも溜まってたから、夜飯は適当にコンビニで買ってそのまま山に行くことにした。

山に着くと当然辺りは真っ暗。

でも何回か夜遅くに釣りに来たことはあったし、誰もいない暗い湖で釣るのも結構好きだったから怖いとかは微塵も思ってなかった。

二十秒くらい細く舗装された道を上るとハイキング客用の小さい駐車場がある。

途中一台のボックスカーとすれ違って、着いた駐車場は案の定俺の車だけ。

そこから舗装も何もされてない獣道みたいな山道を二分くらい歩くと湖に着く。

ハイキングコースになってないから、地元の人もあまり行かないような場所だ。

俺はいつものようにタバコをふかしながら釣りを始めた。

十五分後くらいかな。

ふいに斜め後ろのほうからガサガサという音が聞こえてきた。

一気に冷や汗が出る。この辺りには熊が出ると聞いたことがあった。

じっと音の鳴る草の方に目を凝らした。

今すぐに全力で逃げようか、いや熊ならそれは逆効果だ……

完全にテンパった俺は遂にその正体を目にすることになった。

出てきたのは予想外のモノだった。

顔面血だらけでボコボコに腫れ上がっている女。

服がビリビリに破けている。

「ァ…アァァァ…ヒッ!ギィィィ…」

そいつは奇声をあげて貞子みたいにこっちに這ってきた。

暗くてよく見えなかったが、その顔は確実に俺を捉えている。

人間じゃない。本能でそう感じた。

俺は逃げた。全速力で。でないと奴に追いつかれるような気がした。

背後で声が聞こえたような気がしたが、それどころじゃなかった。

なんとか駐車場まで駆け戻り車に飛び乗って、全速力でその場を後にした。

バックミラー越しに見えた駐車場には、白いボックスカーが停まっていた。

二週間後

朝出社しようとアパートを出ると、同じ階に住むおばさんたちが何やら集まって話していた。

「おはようございます」

「あら、ねぇちょっと、聞いた?◯◯山の話!」

「へ…何がですか?」

「昨日、山の湖の近くで、女の子の死体が発見されたんですって!土に埋められて……可哀想にねぇ。まだ若いのに……暴行だそうよ。あぁ怖い!私たちも気をつけないとねぇ」
……俺はすぐに車を売り払った。

(了)

[出典:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1438447220]

 

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