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時空のおっちゃん

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小学生二年生ごろの体験。

266 :本当にあった怖い名無し :2009/04/26(日) 22:08:53 ID:vK6ZATTu0

両親と両親の友人たちがたまに集まって、子連れで旅行やら温泉やら行くのですが、その日はどこかの山にハイキングに行くというものでした。

山はミカン畑で、最初はそこでみかん狩りをしていました。

その後昼御飯を食べたあと、年長の子供同士の話し合いで、近くにある川に遊びに行こうぜ!となりました。

子供グループのなかでは年少のほうだった自分は、必死に兄たちのグループについて行こうとしたのですが、どんどん置いていかれて結局はぐれてしまいました。

兄たちの話によると、すぐ近くだというので、とりあえずまっすぐ行けばたどり着けるだろうと思ってそのまま進んでいました。

三十分ぐらいして、さすがに子供ながらにやばいと思いましたが、引き返すにしても長い距離を歩いたので引き返せないだろうな、と考えていました。

引き返せばいいのに、その時はなぜか戻ってもしょうがないと思って進んでいました。アホな子供だったと思います。

それからまた三十分、泣きながら暗い道を歩いて行きました。

途中で、視界が開けて、隣の山などが見える位置に行きました。

高度が以外と高かったことと、隣の山にある鉄筋コンクリート造の建物をみて、通ってた保育園に似ているなとか泣きながら考えていました。

それから、さらに三十分歩くと(ここらへんは記憶が曖昧)、トラクタに乗ってるおっちゃんに会いました。

トラクタに乗ってたおっちゃんは俺をみて「どげんしたね」みたいなことを言いました。

俺はもう安心してしまって、声をあげて泣いてしまいました。

なんとかおっちゃんに、両親とはぐれたことを伝えると、おっちゃんは俺の手を引いてあるいていきました。

すると、二十分くらい?歩いたら、兄たちが遊んでいる川にたどりつきました。

俺はおっちゃんの手からはなれて兄たちと合流し、一緒に蟹の穴とかをいじくりまわしました。

途中で、おっちゃんにお礼を言わなきゃ、と思い振り返ったのですが、もうおっちゃんはいませんでした。

その後は両親たちと合流し、帰宅しました。

おっちゃんにお礼を言いたくて、車のなかで山のほうをじっとみつめていました。

その後、このときの体験はずっと覚えていたのですが、二十歳くらいのとき、母から

「あんたミカン畑で迷子になったの覚えとるね~?」といわれて、

「ああ、あの時のね」と返すと、

「あの時はあんたが一人でひょこって帰ってきてびっくりしたよ~」

とのこと。

自分はおっちゃんにつれられて兄たちと合流したのに、親が言うには両親たちが集っている場所にひょっこり現れたそうです。

(了)

 

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