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『ドウドウ』児童が言ってはイケないことば~得体の知れない化け物に憑かれる恐怖

更新日:

小学校低学年のころ、友だちの清助と何回か《ドウドウ》という遊びをした。

2006/08/17(木) 13:58:13 ID:4qpR0/bW0

どういう遊びかというと。

家に帰る夕方五時~六時くらいの時間になると、俺か清助のどちらかが

「ドードードードー!」

と叫びはじめ、走って家に帰るのだ。

《ドウドウ》というのは清助の作った架空のお化けで、夕暮れどきになると現れて子供をさらってしまうという設定。

大声をあげながら走るため、かなりテンションも上がり、夕方という時間の不気味さも手伝って、幼心にけっこう怖い遊びだったのを覚えている。

そんなある日のこと。

十月か十一月ごろだったと記憶している。

《ドウドウ》をやって遊んでいると、近所のじいさん(故人・当時七〇歳くらい)にいきなり怒られた。

「お前ら!!何しよんぞっ!!ドードーなんて言うて……連れちいかれても知らんぞっ!!」

普段はやさしいじいさんに、よくわからない理由で怒られて俺はもう半泣き。

わけのわからないまま、オロオロして遊びの発案者である清助の方を見た。

すると……なんかヤツの調子が微妙におかしい。

今まで見せたことのないようなヘンな顔。

なんというか……歪んだ感じだった。

言葉になっていない意味不明の声。

じいさんの顔が見る見るうちに真っ青になる。

「いかんっ!!清助は憑かれるちょるっ!!お太夫さん呼べっ!!早ようせにゃぁ……」

今思えばものすごく貴重な体験だったのだが、あまりのショックにそのあとのことはよく覚えていない。

聞いたところによると清助はその後、神主のところへ連れて行かれお祓いをうけたらしい。

次の日から一週間ほど小学校を休んだ。

そして、覚えているのかいないのか、《ドウドウ》のことを口にすることは二度となかった。

俺も怖くてそれを聞くことはできなかった。

そのまま時は流れ、俺が高校生のころ。

俺たちを怒ったじいさんが亡くなった。

ちょうどいい機会と思い、葬式が終わって帰ってきた父と母にに《ドウドウ》とは何か?と聞いてみた。

普段、俺のオカルト趣味に呆れている両親だから軽くスルーされるかと思っていたが、

「まだ覚えとったんか。一応教えてやるけど、あんまり他言するなよ」

と言われ、教えてもらうことになった。

《ドウドウ》が何なのかは誰も知らない。

意図して伝えられているわけでもないのに、子供たちの中にその存在を知っているものが出てくる。

共通しているのは、夕暮れどきになる現れ、ドードーと声を上げて子供をさらう存在だということ。

過去何人か、清助と同じような状態になり、太夫さんに祓ってもらった人がいるらしい。

お太夫さんは何か知っているのかもしれない。でも、それを公言することはない。

たぶん表立って言うことではないのだろう。だからお前もこれ以上触れるな、と言われた。

やたら真剣な顔で説得する父の迫力に負け、つい「わかった」と言ってしまった。

あれから詳しくは調べていない。

つーかなんか微妙に怖くて調べられなかった。

当方愛媛の山奥出身なんだが誰か似たような話を聞いたことある人いる??

(了)

 

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