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短編 ほんとにあった怖い話

三年後……

更新日:

俺が実際に体験してきた、本当の話を書かせてもらいます。

2004/07/01 09:18 ID:COn8PCkk

前に住んでた家の話なんだけど、そこはどこにでもある田舎の普通の一軒家。

周りが親戚だらけって言う、田舎にはよくある光景。

俺が小学生の頃に爺さんが亡くなった。

小学生だからあまり覚えてはいないんだが、まぁ大往生だったらしい。

その三年後に婆さんが亡くなった。

この時も小学生だったから、病名や死因は覚えてない。

ただ、母さんとかが、自宅の布団で泣きまくってたのは覚えている。

で、その三年後に、生まれたばかりの妹が死んだ。

妹はもう一人いて、そいつは元気。次に生まれた妹が亡くなった。

何回も見舞いに行ったのと、たまに自宅に帰れる日に一緒に寝た事、あと、火葬場で燃やす所にガガーっと妹の棺が入ってく時に、母が気絶したのを覚えている。

この頃から、ちょっと母の元気がなくなった。

それからまた三年後、父が亡くなった。

これはハッキリ覚えている。

熱でぶっ倒れそうでもガンガン二日酔いだろうと、絶対仕事休まなかった父が、「腹痛い」って理由で休んだんだ。

次の日は仕事に出かけたんだが、早退してきたらしい。

病院行きたがらない父を、母が涙ながらに説得して病院連れていった。

台所で母から、「父さんが、幸子と一緒の病気になっちゃった……」って言われた。

俺も妹もキョトンとしてたと思う。

病名は癌。

そこから父の入院生活が始まり、みるみる痩せていった。

父の面影がなくなった頃、息をひきとった

死ぬ直前、本当に直前、家族に心配かけまいと満面の笑みを見せた父は、今でも俺の自慢だし、誇りだ。

その日は家族三人で、涙枯れるまで泣いた。

父の葬儀が終わり、大分バタバタが落ち着いた。

母は父のいる仏壇の前から全く動かなくなった。

仕事→仏壇の前→睡眠の繰り返し。

これは後で聞いた話だが、ずっとどうやって死のうか考えてたらしい。

文章に起こすとすぐ気付くんだけど、これ、実際体験すると分からないんだ。

そう……三年ごとに死んでるんだよね、俺の家族。

月日まで全く一緒って訳じゃない。でも綺麗に三年ごと。

俺はそれに気付いて母に言った。

母は狂った様に、霊媒士みたいな人を何人も呼んでた。

「前世が酷い事をしてた」とか、「霊の通り道だから」とか、ありもしない事ウダウダ言ってたよ。

結局、原因なんてわかんなかった。

でも、次は順番的に母か俺が……みたいな怖さがあって、引っ越す事にした。

んで、その家を空き家として人に貸す事にした。もちろん、そう言った事がありましたって話はしてある。

そこに人が付いてから三年後に、住み始めた家族のお父さんが亡くなった。

さすがに気持ち悪いって事で出ていかれた。

後で聞いた話で、お祓いに来た霊媒士の方が、どこかの葬儀の最中に大口開けて、そのまま亡くなったらしいです。

結局原因はわからない。

今でも家族三人は元気で暮らしてるし、その家は今でも空き家で存在してるって事。

怖いから二度と近付かないけどね……

(了)

 

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